STORESが実施する「STORES AI Week」の概要
STORES株式会社は、2026年7月に「STORES AI Week」と呼ばれる新しい取り組みを実施することを発表しました。本プログラムは、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーといった開発関連のメンバーが通常の業務から一時的に離れ、AIを前提とした開発環境とプロセスの整備に2週間集中するというものです。これは、2026年4月に公表された「ビジネス×テクノロジー」総合職採用計画に基づいて進められるもので、STORESのAIネイティブ化を加速することを目指しています。
背景
STORESでは、2025年度から全社的にAIの活用を進めており、社員のAI利用率は驚異の100%に達しています。また、コードの変更行数の80%をAIが担当しているなど、日常の開発業務においてAIは欠かせない存在となっています。しかし、一方でAIを基盤とした開発を拡張化する中で、本番環境に近いデータでの開発や検証ができる環境が不足していること、さらに開発の品質と安全性を担保するガードレールの整備など新たな課題も浮上しています。STORES AI Weekでは、これらの課題に全プロダクト部門が力を合わせて取り組むことで、AIを前提とした開発プロセスの標準化を目指します。
具体的な取り組み内容
「STORES AI Week」では、特に「開発 → 検証 → デプロイ」のサイクルをAIによってスケールさせるための環境整備に注力します。
- - 開発環境基盤「Mirage」の立ち上げ:Mirageは、実際の事業者に近いデータ環境を構築し、すべてのSTORESプロダクトがこの基盤上で動作するように設計されています。開発者たちは、必要な時に自由に立ち上げて使えるため、AIが自律的にテストやバグ修正を進められる状態を実現します。
- - 安全性を担保するガードレール:コードの品質やリリースの安全性を保つためのガードレールを取り入れ、安心してAIを開発に活用できる環境を整えます。これにより、開発者は評価や承認の判断に集中できるようになります。
- - AIの自律的な開発からデプロイまでの仕組み検証:AIがこれらのプロセスを自律的に行えるシステムの確立に取り組み、将来的には開発者一人あたりのプルリクエスト作成数を10倍にすることを目指します。
経営陣のコメント
STORES株式会社のVPoEである小室直氏は、このように述べています。「今、AIは開発の進め方や意思決定の迅速さを根本から変えつつあります。そのため、STORESはAIに大胆に投資し、AIネイティブな企業への転換を進めています。AI Weekを通じて開発の土台を整えることで、私たちはより迅速に、より多くの価値を事業者に提供できるようになります。商業の根底には人の情熱があり、その情熱を価値に変えるプラットフォームを磨き続けることが大切です。この投資から生まれる価値が次のSTORESと新たなお店を創造すると信じています。」
インターンシップのご案内
また、STORESでは、AI Weekを通じて得られるAIネイティブな開発や事業構築の体験を希望する学生を対象に、インターンシップを募集しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
STORESの企業理念
STORES株式会社は「Just for Fun」をミッションに掲げ、情熱を持って商売を行う中小企業の支援を目指しています。小売や飲食業、サービス業に焦点を当て、各種プロダクトを展開して事業者の持続的な収益成長をサポートしています。顧客データを基盤としたSTORESの製品を通じて、多様な商業活動があふれる社会の実現に貢献しています。