人材育成の新しい形とは?旭化成の取り組みに迫る!
4月の『ラジオNIKKEI「マネーのカラクリ」』では、旭化成株式会社の人事部・人財・組織開発室室長の三木祐史氏をゲストに迎え、自律的な学びを促進するための新たなアプローチについて深掘りしていきます。番組は毎週金曜日に放送され、ビジネスパーソンに役立つヒントが満載です。
旭化成の人材育成のビジョン
旭化成は、「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」の3つの分野で事業を展開する総合化学メーカーであり、常に時代のニーズに応じた人材を育成することに力を入れています。最近、企業の人事部門でも自律的な学びを促すプログラムを導入する動きが増えており、旭化成でもこの流れを受けて、自発的な学びの促進に注力しています。
三木氏は、社員が自ら学習課題を設定し、必要なダウンロードを行うことで、より主体的に学ぶ文化を醸成することが重要だと語ります。これにより、社員は自己成長を実感することができるため、モチベーションの向上にも繋がります。
学びのプラットフォームとコミュニティ作り
旭化成でのユニークな取り組みの一つが、学習プラットフォーム「CLAP」です。このプラットフォームでは、社員同士が学び合い、知識を共有し合う場を提供しています。また、ラーニングコミュニティー「新卒学部」を設立し、新入社員が先輩社員から直に学ぶ機会を設けることで、定型的な研修だけではなく、実践的なスキルを磨くことができる環境を整えているのです。
自発的な学びを促す工夫
しかし、自発的な学びに不安を抱く社員も少なくありません。そのため、旭化成では学びを促す工夫を施しています。具体的には、日々の業務に関連したテーマを設定した勉強会や、社内メンター制度を導入することで、自分の成長を具体的に感じることができる機会を提供しています。
三木氏は、こうした施策を通じて、単に必要な知識を吸収するだけでなく、自分自身の成長に繋がることが大切だと強調します。これにより、社員は自ら進んで学ぶ姿勢を育てることができるのです。
最優秀賞受賞への道
旭化成が日本の人事部「HRアワード2024」で企業人事部門最優秀賞を受賞した背景には、こうしたスタッフの成長を支援する仕組みがあったからこそです。この賞の受賞は、企業が求める人材育成のモデルケースとしても注目されています。
結論
今後も旭化成は、自立した学びを支援する環境やプログラムの充実を図り、社員の成長を促進していく方針を明確に示しています。自律的な学びが進む中、企業としてのさらなる発展を期待する声も大きくなっています。
ロングインタビューの形式で進む今月の放送、ぜひお聴き逃しなく。番組情報や過去の放送はradikoやポッドキャストでもアクセスできるので、ご紹介します。これからの人材育成について新たな視点を得る良い機会になるでしょう!