ニュージャージー州がポケトークを導入
近年、米国ニュージャージー州の州政府機関、New Jersey Motor Vehicle Commission(NJMVC)は、AI通訳機「ポケトーク」を州内全拠点に導入しました。この取り組みは、言語の壁を越えた行政サービスを提供し、すべての州民に平等なサポートを行うことを目指して行われています。
背景
ニュージャージー州では、5歳以上の住民の30%以上が家庭で英語以外の言語を話し、約120万人が限定的な英語能力を有するとされています。多様な言語背景を持つ住民を抱えるこの州では、行政窓口での対応が一層重要な課題となっています。運転免許証の発行や車両登録等の手続きを行うNJMVCでは、自治体に訪れる多くの人々との複雑な対話が毎日行われており、十分な説明ができないことが大きな問題となっています。
ポケトークの導入
このような状況を改善するため、NJMVCは2025年秋にポケトークの試験導入を実施しました。運用結果を基にその有効性が確認されたことから、全州への本格展開が決定されました。また、NJMVCの行政長官代行ロザリー・ジョンソン氏は、「最先端テクノロジーであるAI通訳機『ポケトーク』の導入は、当委員会の顧客対応力を大きく前進させるものです」とコメントしています。
企業としての取り組み
ポケトーク株式会社は「言葉の壁をなくす」をミッションとして掲げ、様々な場面で利用できるよう「ポケトーク」シリーズを展開しています。この技術は個人の利用にとどまらず、空港や病院、行政窓口など、多言語対応が求められる現場を支える重要な社会インフラへと発展しています。
最新機種の特徴
ポケトークの最新モデル「ポケトーク S2」は91言語を音声・テキストに翻訳でき、Wi-Fiがなくても使える機能を持っています。また、バッテリーの持続時間も改善され、あらゆる場面で利用可能です。さらに、「ポケトーク アナリティクス」との連携により、セキュリティ面でも信頼性が増しています。
同時通訳機について
ポケトークが目指すのは単なる通訳機能ではなく、より自然なコミュニケーションを可能にする「ポケトーク X」や「ポケトーク - Sentio」といった同時通訳機です。これらは、対面での会話を快適にし、公共の場でも安心して使用できる設計がなされています。これにより、市民と行政の間のコミュニケーションも円滑に進むことが期待されています。
まとめ
ニュージャージー州におけるポケトークの導入は、多様な言語を話す住民や制約を持つ人々に、行政サービスへのアクセスを大幅に向上させる期待が寄せられています。ポケトーク株式会社は、今後も言語の壁を越えるための努力を続け、さまざまな場面での活躍を目指しています。