スカイコム、PDFドキュメント管理SDKをマイナーバージョンアップし新機能を追加

スカイコム、PDFドキュメント管理SDKをマイナーバージョンアップ

株式会社スカイコムは、Linux環境でPDFドキュメントの管理を可能とするソフトウェア開発キット（SDK）をマイナーバージョンアップしました。この新しいバージョンでは、PDF/A対応や電子署名の機能が追加され、さまざまな業務ニーズに応えることができるようになっています。

PDF/Aの対応

新たにPDF/Aに対応したことで、電子文書の長期保存を目指す国際規格（ISO19005）への対応が実現しました。具体的には、PDF/A-1からPDF/A-4までのすべての規格へのPDF変換が可能になり、長期保存における正しい表示を保証するためのフォント埋め込みや不必要な暗号化の禁止などが適用されます。特に日本国内では、スカイコムの「SkyPDF®」だけが、この最新仕様（PDF/A-4）への対応を行っています。

商業登記電子証明書の導入

特に注目すべきは、民間事業者が発行する電子証明書に加え、法務局が発行する商業登記電子証明書を用いた電子署名の付与および検証が可能となった点です。これにより、文書管理に関する信頼性が向上し、より安全な電子文書の運用が期待されます。

新たな機能追加

また、特定のPDFファイル内のフォームフィールドをコンテンツに変更できる機能が追加されました。これは、フォーム内のデータをテキストや画像として同位置に埋め込むことを可能にします。フォントを埋め込むことで、閲覧時の文字化けを防ぎ、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。さらに、指定したPDFファイルに画像を挿入する機能も追加され、より柔軟な文書作成が可能になります。

販売開始日

この新しいバージョンは、2024年9月24日（火）より販売が開始されます。業務でPDFを扱う方々には、特に便利な機能が盛り込まれていますので、ぜひこの機会を利用してアップデートを検討してみてはいかがでしょうか。

株式会社スカイコムについて

スカイコムは1997年に設立され、現在まで「安全・安心な電子文書化社会の実現」を目指して様々なPDFソフトウェアプロダクトを提供してきました。PDFという世界標準フォーマットを基にしたソリューションは、高い評価を受け、国内外で多くの実績を築いています。国際的なPDF関連業界団体にも所属し、金融機関や官公庁など幅広いユーザーからの信頼を得ています。

新しい技術や機能に対する取り組みが評価され、多くの企業に選ばれているスカイコムの製品。PDFドキュメント管理の未来も同社の手の中にあると言えるでしょう。