韓国文学の月
2025-08-27 16:50:33

大阪で韓国文学の魅力を探求する対話シリーズ開催

韓国文学の月 ― 本をめぐる五つの対話



韓国文学の深い魅力を掘り下げるイベント「韓国文学の月 ― 本をめぐる五つの対話」が、大阪で9月20日(土)から28日(日)にかけて開催されます。このイベントでは、作家や翻訳家、出版社、書店関係者、そして読者が一堂に会し、韓国文学に関する多様な対話を繰り広げることができます。

昨年の韓日作家対談や絵本ワークショップに続き、今年は韓国と日本の文壇が直面する現状について深く掘り下げるプログラムが用意されています。具体的な内容としては、小説家ファン・ジョンウンさんと翻訳家斎藤真理子さんによるブックトークや、韓日出版社トーク「本を作るということ」、書店主トーク「本屋という名の世界」、さらには読書ワークショップ「自分にぴったりの本と出会うには」、韓日翻訳家トーク「文学をつなぐ人たち」が開催されます。

このイベントのハイライトの一つは、20日に梅田蔦屋書店で行われるファン・ジョンウンさんのブックトークです。ファン・ジョンウンさんは『百の影』『ディディの傘』などの著作を持つ韓国の人気作家で、日本でも多くの読者に愛されています。トークは彼女の作品を知る絶好の機会となるでしょう。

イベント初日には、ファン・ジョンウンさんの対話を前に、韓日出版社トークと書店主トークが行われます。出版社トークでは、UU出版社の代表チョ・ソンウン氏とミシマ社の三島邦弘氏が、両国の出版事情に触れつつ、出版人としての交流について語ります。また書店主トークでは、作家で書店「私的な書店」の代表チョン・ジヘ氏と、大阪の独立書店「toi books」の磯上竜也氏が、それぞれの書店の取り組みや読者とのコミュニケーションについて意見を交わします。

21日には、文化院にて読書ワークショップが行われ、参加者が自分に合った韓国文学作品を見つける体験ができます。チョン・ジヘ氏が参加者のエピソードを伺い、それに合った作品を推薦します。このワークショップは、韓国文学に出会う新たなきっかけを提供することでしょう。

さらに特筆すべきは、28日(土)に行われる韓日翻訳家トークです。日本文学翻訳家クォン・ナミ氏、韓国文学翻訳家の吉川凪氏、すんみ氏が登壇し、両国文学の独自の魅力をそれぞれの視点から語り合います。これにより、翻訳者としての視点から韓国文学の豊かさを再認識できる良いチャンスとなります。

開催に先立って、9月6日(土)には、文化院ヌリホールで、クオン出版社のチョ・ソンウン氏による講演も行われます。「日本で韓国文学を売る」ことについて、業界の現実とその夢を知る貴重な機会です。

このイベントを主催するのは、駐大阪韓国文化院と韓国出版文化産業振興院で、後援は韓国文化体育観光部です。入場は無料ですが、事前申し込みと抽選制となっていますので、事前の登録が必要です。

文化院の院長キム・へす氏は、「韓国文学への関心が、単に読むことだけでなく、本を作り、翻訳し、広めるプロセス全般に広がることを期待しています。参加者が本の背後にある出版社や翻訳者に興味を持ち、隣国の書店に小さな関心を寄せるきっかけになれば幸いです」と語っています。

この「韓国文学の月」と題したイベントは、文学ファンにとって見逃せない貴重な機会です。興味のある方は、大阪韓国文化院の公式ホームページで詳細を確認し、ぜひ参加してみてください。


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会社情報

会社名
駐大阪韓国文化院
住所
大阪市北区東天満1-1-15
電話番号
06-6585-0585

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