新ISO規格登場
2025-08-20 14:35:41

医療機器の滅菌プロセスに関する新たなISO規格の邦訳版が登場

医療機器の滅菌に関する新ISO規格の邦訳版発行



一般財団法人日本規格協会は、医療業界における重要な標準として、「ISO 11137-1:2025」に基づく邦訳版を発行しました。この規格は、医療機器の滅菌プロセスの開発、バリデーション、および日常管理に関する要求事項を明確にしています。特に、2025年8月1日から施行されるこの規格は、医療機器の無菌性を高めることを目的としています。

滅菌の意義


滅菌は、医療機器を使用する上で非常に重要なステップです。医療機器には通常、微生物が付着しているため、これを取り除くための処理が必要になります。ISO 11137-1:2025は、滅菌プロセスの信頼性と再現性を確保し、患者の安全を守るための基準となります。

新たな邦訳版の特徴


新しい邦訳版は、英語と日本語が対訳形式で提供されており、関係者がより理解しやすい内容になっています。価格は英語版が36,993円、英・日対訳版は66,583円です。これにより、医療従事者や技術者が滅菌プロセスを正確に理解し、実施できるようになるでしょう。

放射線滅菌の重要性


ISO規格の中でも特に、放射線による滅菌が注目されています。この方法は、製品が無菌であることを確実にするために必要な要求事項を定めており、製品の安全性を保証します。具体的には、滅菌処理がどのように行われ、どのようにその有効性が確認されるかを示す内容が盛り込まれています。

他の関連規格


同時に発行された「ISO 11137-2:2013」にも注目が集まっています。この規格は、滅菌線量の確立方法を示しており、無菌性を保証するためにはどのような線量が必要かを詳細に説明しています。これにより、医療機器の製造における効率的な運用が支援されます。

まとめ


医療機器の滅菌プロセスに関する新しいISO規格の邦訳版を活用することで、医療業界における滅菌管理が一層強化されることが期待されます。安全な医療を実現するために、ぜひこの新しい基準を取り入れていきましょう。詳細は日本規格協会の公式サイトから確認できます。


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一般財団法人日本規格協会
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