株式会社ダイブ、日本語教育プログラムを開始
株式会社ダイブは、フィリピンにおいて日本語教育プログラムを新たに立ち上げました。このプログラムは、特定技能「宿泊」分野でのビザ取得を支援し、来春の日本入国を目指す外国人人材の育成を目的としています。
観光系学部卒業生40名が参加
このプログラムには、既に協力覚書を結んでいるミンダナオ大学やセブ工科大学の観光系学部を卒業した40名の学生が参加しています。2024年8月から開始され、約5カ月間にわたり、日本語の学習が提供されます。受講生は、年内には特定技能「宿泊」分野の試験を受け、その結果次第でダイブを通じて日本の宿泊施設での採用面接に臨みます。
内定を得ることで、2025年春を目標に日本への新たな移住が可能となります。この教育プログラムは、参加者が集まり次第、随時実施される予定です。
日本語教育の重要性
近年、特定技能ビザが新設され、特に「宿泊」分野においては、日本語のレベルを証明することが取得の要件とされています。しかし、日本語能力が足りないことで、ビザの取得が難しくなっています。そこで、日本語教育プログラムを通じて、観光業に関する専門知識を有し、英語にも対応できる外国人人材を育成することが求められています。
その結果、需要の高い観光業界において、外国人人材が活躍できる場を提供し、日本の宿泊業界の人手不足を解消する方策となるでしょう。
新たな提携先としてセブ工科大学
教育プログラムの実行に際し、ダイブはセブ工科大学と新たにMOUを締結しました。セブ工科大学は、観光学に特化したカリキュラムを提供する公立大学で、地域産業の発展に寄与すべく、実践的な知識を学生に提供しています。これにより、受講生は観光業界に必要な専門スキルを身につけ、日本での就業に備えることができます。
企業としての背景
ダイブ社は2002年に設立されて以来、日本の観光業界に特化した人材サービスを展開しています。特に、観光業における人手不足解消に力を入れ、年間9,320人の観光従事者を育成しています。国際的な人材のサポートを通じて、観光業界の成長を助けることが企業の使命です。
最後に
今回の日本語教育プログラムは、フィリピンと日本の架け橋となる新たな試みです。観光業界の発展を願い、労働力の確保と国際的な人材育成の促進を目指すこのプログラムが、両国の関係を一層強化していくことを期待しています。