京都外国語大学でのHult Prize学内予選大会の模様
世界的なビジネスコンテスト「Hult Prize」とは
1月18日(土)、京都外国語大学にて、学生たちが世界の社会課題に挑む「Hult Prize」の学内予選大会が行われました。このコンテストは、国際連合が支援するもので、大学生および大学院生が参加し、持続可能な開発目標(SDGs)を背景に新たなビジネスモデルのアイデアを競い合います。毎年、多くの学生たちがこの挑戦に立ち上がり、社会起業家としての成長を目指しています。
今年の大会の詳細
今年の大会には、10チームで合計33名の学生が参加しました。テーマは「Unlimited!」。学生たちは、地球規模の問題に対する独創的なアイデアを次々と発表しました。特に、注目されたのは優勝チームである「Repaper」です。彼らの提案は、日本における二つの重大な課題に焦点を当てていました。一つは「紙の大量消費」、もう一つは「高齢者の社会的孤立」です。
「Repaper」は、廃棄される紙を利用して、高齢者向けのクリエイティブ・ワークショップの材料とするという斬新なアイデアを打ち出しました。このプロジェクトは、社会とのつながりを強化し、精神的健康を促進すると同時に、環境問題への意識も高めることが期待されています。審査員からも高く評価され、選ばれた「Repaper」は、2025年3月から5月にアジアで開催されるHult Prize Regional Summitへの出場権を得ました。
学生たちの熱意とサポート
キャンパス・ディレクターである国際貢献学部グローバルスタディーズ学科の3年生、宮川蒼大さんは、昨年に比べて参加チーム数が倍増したことに喜びを示しました。「昨年は4チームでしたが、今年は10チームと大きく成長しました。新しいスポンサーである都スクリーン株式会社とEF Education Firstの支援により、参加者にはTシャツやパーカー、サステナブル製品が提供され、イベントはこれまで以上に活気に満ちていました。このプログラムを今後も成長させ、学生たちが新しい高みに到達できるよう手助けしたいと考えています。」と彼は語りました。
このように、Hult Prizeは大学生にとって自身のアイデアを実現する大きなステップとなる貴重な機会です。今後のHult Prize KUFSの活動にも注目です。
さらなる情報について
最新情報については、HULT Prize KUFSの公式インスタグラム
@hultprize_kufsをご覧ください。