株式会社ムセンコネクトが新作業分析ツールを発表
2026年6月15日、株式会社ムセンコネクトは「InQross(インクロス)カイゼンメーカー」シリーズに新たに「InQross Floors(インクロス フロアーズ)」と「InQross LongRange(インクロス ロングレンジ)」を追加しました。この新ラインナップにより、以前は困難だった工場の複数フロアや広域エリアでの作業者の動きをリアルタイムで可視化できるようになります。これにより、工事やクラウド環境に依存することなく、効率的な作業環境を構築することが可能になります。
背景:必要に迫られた新たなニーズ
「InQrossカイゼンメーカー」は、作業者が「ヒトタグ」を装着することで、滞在場所や動作に関するデータを自動的に取得できる即時導入型の位置・動作分析ツールです。特に、クラウドを必要としないスタンドアローン構成が高い評価を受け、2026年4月には導入企業数が60社を超えました。
しかし、導入が進む中で、複数のフロアに跨る工場や広大なエリアにおいて、データ取得が追いつかないという課題が表面化していました。具体的には、以下のようなニーズが顕在化してきています。
- - 複数階にわたる工場内での作業者動線の明確化
- - 広域エリアでのリアルタイムな現場確認
- - 危険なエリアの遠隔監視
新ラインナップの詳細
1. InQross Floors
この新しい製品は、WIDE版の機材を用いて、リアルタイムに複数フロアの動作データを取得することができます。特に、階段の踊り場にアクセスポイントを設置することで、フロアを跨いだ動線や滞留を見える化することが可能です。
- - 想定エリア例: 100m x 50m x 2エリア(2階構成)
- - 複数階の作業者の動線、歩数、運動量を一元的に分析
2. InQross LongRange
この製品は、現場のアクセスポイントから最大約120m離れた場所までデータを中継できるので、離れた場所にPCを設置したまま、作業者の動作データをリアルタイムに確認できます。
- - 中継機: 最大3台設置が可能で、危険エリアの遠隔監視にも対応
ユースケースとアップグレード
新製品は様々な現場での利用が見込まれています。例えば、複数階に及ぶ組立工場や、限られたエリアでの動線管理、工場内の安全エリアの監視などが挙げられます。また、既存ユーザーに対しては、LITE版からのアップグレードもスムーズに可能で、これまでの導入成果を最大限に活かすことができます。
今後の展望
ムセンコネクトは、インダストリアル・エンジニアリング(IE)とデジタル技術を融合させ、新たな改善文化を根付かせる努力を続けています。具体的には、IEの専門家とのコラボレーションや、他の作業分析ツールとのデータ連携が進行中です。これにより、工場や物流、教育分野における効率化を支援し、「ヒトとモノの見える化」を促進します。今後も、多岐にわたる分野でのデジタル化を進め、無理や無駄を排除した改善活動がシステム的に根付く社会の実現を目指しています。
企業情報
ムセンコネクトは、Bluetooth技術の専門集団です。無線通信を通じて、モノとヒト、サービスを繋ぎ、「ワクワクする未来」の実現を目指しています。公式サイトや製品情報に関しては以下のリンクをご参照ください。