大阪芸術大学デザイン学科が万博で日本の菓子を魅力的に発信
2025年10月、大阪芸術大学のデザイン学科は、「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」を通じて大阪・関西万博での展示を再び行うことになりました。このプロジェクトは、産学連携のもとで実施されており、大学が社会貢献に寄与するための重要な機会となっています。
プロジェクトの目的と意義
この「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」は、日本の様々なお菓子の魅力を世界に発信し、国際的な文化交流を促進することを目的としています。参加する菓子メーカーは、日本全国から約50社が集まり、リアルな会場でも2万人以上が訪れる大盛況を誇りました。来場者からの熱い要望に応じて、再びバーチャル空間での展示が行われることになったのです。
バーチャル空間での展示
「EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~」の中で実施されるこのバーチャル展示は、「現在」「未来」の二つのゾーンで構成されます。「現在ゾーン」ではお菓子のアート作品が展示され、一方で「未来ゾーン」では学生が考案した未来のお菓子が紹介されます。例えば、招き猫をモチーフにしたロボットや、「噛むことで夢を見る」という発想の「ドリーム・カミング」キャンディが登場します。
学生の挑戦と成長
このプロジェクトに参加した学生たちは、本プロジェクトを通じて実践的な経験を得ることができました。特に、一年生の多くが独創的なアイデアを提案し、斬新な作品を生み出すことに成功しました。デザイン学科の教授、木村正彦先生は、学生たちの取り組みが実社会にどのように貢献するかを強調し、学生たちがこの経験を活かすことでさらなる成長が期待されると述べています。
未来のお菓子への期待
バーチャル万博には、誰でもインターネットで参加することができ、日本のお菓子の魅力を世界中に発信するチャンスです。また、プロジェクト代表の神吉一寿氏は「画面越しでも、多くの方にお菓子を楽しんでいただければ」と語り、多くの人々に喜んでもらいたいという思いを表明しています。
通して感じた事
デザイン学科の2年生や4年生の学生たちは、実際の展示を体験し、その感動や学びを語っています。一つの作品が展示され、多くの人に見てもらえる喜びは、彼らにとって大きな励みであり、未来への期待感をさらに広げています。
このように「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」は、学生たちにとって貴重な経験の場であり、日本の伝統的菓子文化を再発見するきっかけともなっているのです。彼らが未来のお菓子を通じて、どのように社会に貢献していくのか、私たちもその行く末を見守りたいものです。