Canva Japanが独自キャラクター「とくめいとななし」を発表！5,000点の素材提供開始

Canva Japanが発表した新キャラクター「とくめいとななし」

デザインをより身近に、創造的な表現をサポートするためにCanva Japanが自社開発したオリジナルキャラクター「とくめいとななし」が、ついに登場しました。この新しいキャラクターは、5,000点の素材と200のテンプレートとしてCanvaプラットフォーム上で提供され、すべてのユーザーが無料で利用できるようになっています。

独自の魅力と使いやすさ

「とくめいとななし」は、柔らかい輪郭の男性キャラクター「とくめい」と女性キャラクター「ななし」をコンセプトにしたものです。フラットで中立的なデザインにより、さまざまなプレゼンテーションやSNS投稿、広告、教育資料など、多岐にわたる媒体で自由に利用できる魅力があります。このキャラクターは特定の性格を持たないため、出会うユーザーによってさまざまな解釈が可能で、視聴者がそれぞれの物語をかけることができます。

Canvaはこれまで、ビジネスから教育まであらゆるシーンで利用されており、今回のキャラクター開発は、特定のジャンルにとらわれない素材へのニーズに応える新しい試みです。「とくめいとななし」は、ただのイラスト素材としてだけでなく、ふんわりとしたデザインが特徴のフリー素材として、ユーザーのクリエイティビティを引き出す創造的なツールとなることを目指しています。

柔軟性と個性の皮肉

一般的にはキャラクターには強固な設定が求められますが、「とくめいとななし」はその逆を行きます。

設定を持たないこのキャラクターは、ユーザーがそれぞれの意味を込められる余白を持ち、年齢や職業に関係なく多様な場面で使える柔軟性が大きな魅力です。例えば、ビジネスの現場であれば堅実なイメージを、教育の場では親しみやすさを表現し、その場の雰囲気を自在に変えることができます。

新たなマンガの登場

「とくめいとななし」は、親しみやすいキャラクターとしての活用も進化を遂げています。第一弾として、これらのキャラクターが登場するマンガが、本日、新たに発売された小学館の「コロちゃお」に掲載されることになりました。このマンガは、有名漫画家の村瀬範行氏によるもので、毎回異なる設定で進行する一話完結のスタイルが特徴です。第一話では小学生の「ななし」が先生の「とくめい」と出会い、名前を持たれることの意味に気づいていく物語が描かれています。

ユーザーからの反響

村瀬氏は、キャラクターの設計について「新しい素材をどのように使うかを考えることができ、愛着を持って描くことができました」と語ります。彼は「とくめいとななし」が、多くの人に使われることで新しい愛着を生み出してほしいと願っています。

Canva Japanのカントリーマネージャー高橋敦志氏は、今回のキャラクター開発について「ユーザーのクリエイティビティを尊重し、どのジャンルにでも適するデザインを目指しました」とし、さまざまな物語を作り出すための新たな存在として「とくめいとななし」が活躍することを期待しています。