BINGOが中古車事業を新展開、ジビエの未来を繋ぐ取り組み

株式会社BINGOの新たな挑戦

広島県神石郡に本社を置く株式会社BINGOが、2024年6月1日より、新たに中古車の買取・販売事業をスタートしました。これは、地域での豚熱の影響により減少したジビエ事業を補完するための取り組みであり、企業の安定性を保ち、地域社会に貢献する目的があります。

ジビエ事業の現状

近年、広島県での豚熱（CSF）の拡大は、猪の個体数に深刻な影響を与えています。これまで、BINGOは有害捕獲により収集した猪や鹿の肉を利用し、ジビエ事業を推進してきました。この取り組みは、農作物への被害を軽減し、地域の食文化を支える重要な役割を果たしていました。

また、BINGOはその功績を認められ、令和5年度のディスカバー農山漁村の宝アワードで審査員特別賞を受賞しました。しかし、今後3から5年の間、豚熱の影響で猪の数はさらに減少すると見込まれており、ジビエ事業の収入は困難な状況に立たされています。このため、BINGOは事業を持続可能にするために中古車の取り扱いを開始することを決意しました。

中古車事業の特徴

DINGOによる中古車事業は、他社とは一線を画す透明性の高いビジネスモデルを採用します。2023年10月から、中古車販売の総額表示が義務化される中、BINGOは販売価格に含まれる全てのコストを開示します。具体的には、車両の原価、整備代、陸送費などの詳細を明示し、利益面もお客様に提示することで、顧客の不安を解消します。この取り組みにより、他社よりも格安価格での販売が実現可能になるとしています。

さらに、BINGOは買取価格を透明化し、オークションの相場を基にお客様にフェアな価格を提供します。これにより、他社の査定がある場合でも、理想的な買取価格を提示することができます。アフターサービスも充実しており、公式LINEによるサポートを通し、購入後のメンテナンスが受けられる体制を整えています。