ワコムエンジニアの情熱と挑戦、クリエイターの未来を切り開く
株式会社ワコムが新たに公開したコンテンツ『Pride of Wacom – ワコムの矜持』が、エンジニアたちの挑戦の物語を紐解いています。このプロジェクトでは、プロクリエイターのニーズに応えるため日々努力を重ねるエンジニアたちの尽力を、開発の裏側から探ります。
最高のペン体験を目指して
2022年10月にローンチされた液晶ペンタブレット「Wacom® Cintiq® Pro 27」に初めて採用された「Wacom Pro Pen 3」は、ペンの進化を象徴するデバイスです。このペンは、エンジニアたちが「ユーザーに多様な選択肢を提供する」という目標のもと、4年以上の開発期間を要しました。新たなテクノロジーを追求し、ペン先の細さや芯の長さを改良することで、多様な表現力を実現しています。
しかし、製品化に向けた道のりは決して平坦ではありませんでした。特に注力したのは「筆圧のロス」と呼ばれる課題で、ユーザーが描きたい線を思い通りに表現できることが求められました。エンジニアたちは、多様なユーザーの期待に応えるために、技術的な難題に果敢に立ち向かいました。
プロクリエイターに寄り添うポータブルデバイス
「クリエイティブな衝動」を大切にするため、ワコムはクリエイターがあらゆる場所で便利に使えるデバイス「Wacom Movink 13」を開発しました。この製品は、過去にない薄さと軽さを誇る有機ELディスプレイを搭載し、迅速な応答速度と美しい色再現を実現しています。
新しいディスプレイを採用する過程には、多くの技術的課題が存在しました。例えば、「EMR(電磁誘導方式)」というワコムの独自技術との整合性の確保や、ペン性能を維持しつつスリムなベゼルを実現するための工夫が求められました。これらの試行錯誤を経て、ワコムは理想的な製品を世に送り出しています。
「挑戦とは歓迎すべきもの」
ハードウェアエンジニアの小谷は、「挑戦は常にウェルカムであり、ワコムらしさを失わないために努力が必要」と語ります。もしも利便性を優先するためにペンのパフォーマンスを調整してしまうと、ワコムの存在意義が揺らいでしまう。そのため、プロクリエイターにとっての最高のペン体験を追求し続けることが、自らの使命であると感じています。
未来へ向けた更なる挑戦
今後もワコムは、エンジニアたちの技術革新を通じてプロクリエイターの創造性を引き出し続けるため、新製品開発に取り組んでいくとしています。そして、彼らの物語を次々と発信していくことで、世界中のクリエイティブな人々を支えたいと考えているのです。
ワコム製品に込められた技術課題やそれに対する解決策は、同社の公式開発者インタビューで詳しく知ることができます。興味のある方はぜひリンクをご覧ください。
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まとめ
ワコムは「デジタルで描く体験」を提供するテクノロジー・リーダーシップ・カンパニーとして、業界に革新をもたらしています。これからも、プロクリエイターの期待に応えつつ、新たなデジタルペンの可能性を追求し続けることでしょう。