組織を変える新しいリーダーシップ術、「アドバイスしない」コーチング技術が登場

新たなリーダーシップ術を提案する1冊

2024年11月22日、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから『アドバイスしてはいけない部下も組織も劇的にうまくいくコーチングの技術』が出版されます。本書は、全米ベストセラー著者であるマイケル・バンゲイ・スタニエ氏の手によるもので、現代のリーダーやマネジャーに必要な新しいアプローチを提示しています。

アドバイスすることの罠

リーダーシップを発揮する中で多くの人が気づかぬうちに陥るのが「アドバイスの罠」です。部下を助けるために提案をした結果、逆に相手の自主性を奪ってしまうことが少なくありません。本書は、こうしたアドバイスが「アドバイス・モンスター」を生み出し、リーダーシップスタイルを劣化させていると指摘します。リーダーはしばしば「部下のため」を口にしますが、実際には自分の優位性を示そうとしていることが多いのです。

質問を通じたリーダーシップの革新

本書では、リーダーがアドバイスを提供するのではなく、質問を通じて部下や同僚の可能性を引き出すことの重要性を強調しています。質問によって相手の能力を引き出し、自主性を育てることで、組織全体の成長が促されます。これにより、リーダーは支配的な役割から解放され、持続的に効果的なリーダーシップスタイルを確立することができるでしょう。

どんな方におすすめ？

この新しいコーチング技術は、部下やチームの成長を真剣に考えるリーダー、アドバイスが多すぎると感じているビジネスパーソン、さらには質問力を強化しより良いリーダーとなりたい方に最適です。組織を成長させたいと願うすべての人に、この本を通じて新しい視点を得ることができるでしょう。

目次の一部を紹介

本書は「アドバイスの罠にはまるな」「アドバイス・モンスターを手なずける」「相手に関心を持ち続ける」など、リーダーシップを再考するための章で構成されています。これらの内容を通じて、リーダーは自身のスタイルを見直し、効果的なチーム運営に役立てることが期待されます。

著者プロフィール

著者のマイケル・バンゲイ・スタニエ氏は、カナダ発のコーチング会社「ボックス・オブ・クレヨン社」の創業者です。彼のメソッドは、すでにマイクロソフトやセールスフォースなど、50万人以上に導入され、多くの企業に影響を与えています。また、著作には『リーダーが覚えるコーチングメソッド』や『極上の仕事』などがあり、リーダーシップの専門家として広く知られています。