生成AIで色調整作業を効率化
2024-07-02 11:19:29

生成AIでファッションEC画像の色調整作業を効率化!ELEMENTS社が画像生成AIツール「SugeKae」に色温度調整機能を搭載

生成AIでファッションEC画像の色調整作業を効率化!ELEMENTS社が画像生成AIツール「SugeKae」に色温度調整機能を搭載



生体認証や画像認識サービスを展開する株式会社ELEMENTSは、ファッションEC企業向け画像生成AIツール「SugeKae」に、生成AIで商品画像の色味を一括調整する色温度調整機能を搭載しました。これにより、人手で1枚あたり3分程度かかっていた作業時間を約5秒に短縮することが可能になります。

例えば、100商品に対し、1商品あたり20枚の画像を用意する場合、合計100時間を要していた作業が3時間で完了し、約97%の工数を削減できます。画像編集作業の大幅な効率化を実現することで、EC企業はより質の高いクリエイティブ作成業務に集中できるようになります。

# 背景:EC企業における商品画像編集作業の課題



近年、EC市場は拡大を続けており、2022年の国内の消費者向けEC市場は22.7兆円と5年前の比べて約4割増えています。ECサイトにおける商品画像作成は、顧客の購買意欲を促進するために企業が最も重要視する業務です。

特に商品の色味は、顧客のイメージを左右するため、正確な再現が求められます。しかし、撮影環境によって色味が変わってしまうことが多く、担当者が一枚ずつ画像編集作業を行っているのが現状です。1商品あたり平均20枚程度の画像を用意するケースが多い中、すべての画像を色調整するのは非常に時間と労力を要する作業となります。

# 「SugeKae」の色温度調整機能:生成AIで一括調整



「SugeKae」は、画像編集技術を持たない人でも、元データと参照画像をアップロードするだけで、背景やコーディネート、商品のカラーをすげ替えることができるツールです。

新たに搭載された色温度調整機能は、商品の正しい色味の画像(参照画像)と、撮影画像をアップロードするだけで、トップスやボトムスなど対象範囲を自動選定し、色調整まで行います。最大100枚の画像処理を一括で行うことで、画像編集作業を大幅に効率化します。

# 色温度調整機能のメリット



  • - 画像編集作業の工数削減: 従来、人手で3分程度かかっていた作業時間を約5秒に短縮。大幅な時間短縮を実現します。
  • - 実物に近い画像の提供: 生成AIにより、撮影環境による色味の違いを自動で調整することで、顧客に実物に近い商品画像を提供できます。
  • - 購入率増加と返品率防止: 顧客がイメージと異なる商品が届くという不満を減らし、購入率の増加と返品率の防止に貢献します。

# 色温度調整機能の技術的な特徴



  • - 参照画像に基づいた自動選定: 参照画像をベースに、構図の異なる画像でも対象範囲を自動選定します。
  • - 高精度な色調整: 生成AIにより、光や影が複雑に入り交じる色も、高精度に調整します。

# 料金



「SugeKae」では、生成画像のうちダウンロードした枚数を課金対象としています。色温度調整機能は、1ダウンロードあたり20円(税抜)〜と利用しやすい価格で提供しています。

# 今後の展開



ELEMENTSは、今後もファッションEC現場の使いやすさを重視し、業務効率化につながる機能を開発していく予定です。

# 「SugeKae」について



「SugeKae」は、画像編集技術を持たない人でも、元データと参照画像をアップロードするだけで、背景やコーディネート、商品のカラーをすげ替えることができるツールです。複雑なプロンプト(指示)を入力する必要なく、誰でも簡単に商品画像のリメイクなどができ、撮影工数を削減します。

# 株式会社ELEMENTSについて



「Know You ! Fit You ! 〜自分だけの要素を知ることで、より自分らしい生き方を選択できる世界に〜」をビジョンに掲げ、個人認証、個人情報管理、個人最適化の 3 つのソリューションを展開する会社です。金融犯罪や大量生産・大量廃棄などがもたらす社会課題の解決を目指しています。現在の主力サービスであるオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」は、金融や通信など幅広い業界で 200 社以上に導入されています。

まとめ



ELEMENTS社が開発した画像生成AIツール「SugeKae」は、色温度調整機能を搭載することで、ファッションEC企業における画像編集作業の効率化に貢献します。生成AIを活用することで、人手では困難だった作業を自動化し、時間とコストを大幅に削減できます。今後も、EC業界の進化を加速させる画期的な機能が期待されます。


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