社食の余ったご飯を麹調味料に!食品ロス削減に向けた挑戦
株式会社オリゼは、花王株式会社のすみだ事業場の社員食堂で発生した余ったご飯を発酵させて、麹調味料へとアップサイクルする取り組みを開始しました。これは、同社が推進する「発酵アップサイクル」の第3弾となります。
近年、食品ロス削減は世界共通の課題として注目されています。SDGs目標12「つくる責任・つかう責任」では、2030年までに食品ロスの発生量を半減させる目標が掲げられています。しかし、外食産業では、需要予測に基づいた見込み生産を行うため、食品ロスの発生は避けられません。
オリゼは、日本の伝統発酵技術である「麹」を活用し、食品ロスを削減する新しい取り組みを展開しています。今回の取り組みでは、花王の社員食堂で発生した余ったご飯を原料とし、醤油麹や塩麹などの麹調味料を製造します。
発酵技術で食品ロスを資源に変える
オリゼは、食品ロスを単なる廃棄物ではなく、新たな資源として捉え、発酵技術によって価値を高める「発酵アップサイクル」に取り組んでいます。これまでに、販売規格外品の野菜や製造過程で発生する食品廃棄物を活用し、オリジナルの調味料や食品を開発してきました。
今回の取り組みでは、花王との連携により、企業の食品ロス削減にも貢献しています。製造された麹調味料は、オリゼの新商品開発やフードコスメORYZAEの製品に活用される予定です。将来的には、花王の社員食堂メニューへの活用も検討されています。
持続可能な社会の実現に向けて
オリゼは、発酵技術を活用した社会課題解決を目指し、今後も企業との連携を強化していきます。食品ロス削減だけでなく、資源の有効活用、地域活性化など、様々な社会課題解決に貢献していく予定です。
株式会社オリゼについて
株式会社オリゼは、2019年に設立されたスタートアップ企業です。米麹発酵糖分「オリゼ甘味料」の製造・販売、米麹を利用したD2Cブランド「フードコスメORYZAE」の企画・運営を行っています。
会社概要
代表者:代表取締役 小泉泰英
所在地:東京都目黒区大橋 2丁目6-12佐藤フラッツ301
事業内容:「オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)」の製造・販売/米麹を利用したD2Cブランド「フードコスメORYZAE」の企画・運営
企業サイト:https://www.oryzae.site/
メール:[email protected]
電話番号:080-9537-6584
まとめ
オリゼの取り組みは、食品ロス削減と発酵技術を活用した社会課題解決の好例と言えるでしょう。今後も、オリゼのような企業の挑戦が、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。