福島日産が贈る新たな文化体験
2024年6月12日、福島日産自動車が主催する特別なイベント「フクニチャージ ナイトミュージアム」が郡山美術館で行われました。このイベントは、印象派展「モネからアメリカへウスター美術館所蔵」のボランティア協賛として実施され、地域の親子を招待しました。福島日産は、企業の活動スローガン「ふくしまの地域を興(おこ)し、こどもたちが興(きょう)じる環境づくりへ」に基づき、地域の文化美術振興に取り組んでいます。
特別な空間での美術鑑賞
当日は、福島大学附属小学校の生徒たちとその保護者が約50名参加。開会セレモニーでは、福島日産の金子與志久専務が「特別な環境での美術鑑賞は貴重な機会ですので、存分に楽しんでください」と挨拶しました。続いて、郡山市立美術館の学芸員による「印象派展の鑑賞ポイント」のレクチャーが行われ、印象派作品を更に楽しむための音声ガイドやワークシートの活用方法について学びました。
親子で楽しむ美術館の魅力
フクニチャージ ナイトミュージアムでは、親子が気兼ねなく美術館を訪れ、名画を楽しむことをテーマに企画されました。子どもたちはスケッチブックを持ち寄り、絵画を前にデッサンをしたり、感想を語り合ったりする姿が見られました。この体験は、日常の中では味わえない特別なもので、参加した子どもたちはその瞬間を存分に楽しんでいました。あふれる感想やメッセージは、会場に設置されたボードに貼られ、子どもたちの想いを形にしました。
参加者の声
参加者への事後アンケートによると、85%の方が「満足」と回答し、全員が今後の同様のイベントにも参加したい意向を示しました。「普段は子どもたちから見えにくい絵を、今回は大きく、ゆっくり観ることができた」「親子で絵について語る機会があり、絵の奥深さを実感した」「絵が好きな息子が、身近で鑑賞することで新たな興味を持ち始めた」といった感動的な声が寄せられました。
展覧会の概要と意義
展覧会「印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵」は、2024年4月20日から6月23日の期間、郡山市立美術館で開催されます。主にアメリカのボストン近郊にあるウスター美術館から、印象派の貴重な作品が紹介され、モネやルノワールといった著名な画家の本物を鑑賞できます。日本ではあまり展示機会がないアメリカ印象派の作品も多く、印象派がヨーロッパやアメリカに与えた影響や衝撃を感じることができる貴重な展覧会です。
今回の特別企画を通じて、福島日産は地域の文化活動を支援し、次世代を担う子どもたちに美術を通じた感動を届けることを目指しています。私たちの地域にとっても重要な時間となり、今後の文化芸術振興に大きな期待が寄せられています。美術館での特別な時間が、親子のコミュニケーションを深め、新たな文化体験を提供する素晴らしい機会となりました。