製造業の進化を促す新たなサービス『chef』とは
製造業セクターでは、従業員が煩わしい内勤業務に追われている現状があります。見積書の作成や受注、売上、請求書の発行といった日常業務は、従来のめんどくさい作業に多くの時間を奪われています。そこで、株式会社小島ラベル印刷が開発する『chef』は、これらの業務を集約し、簡便化するための新たなツールとして注目されています。
すべてを一つのシステムで管理
『chef』は、複雑な内勤業務を一元的に管理できる画期的なシステムです。これにより、見積業務から受注、その後の売上管理、送り状の発行、請求書の作成、さらには顧客データの管理まですべてを一本化します。これまでのバラバラな業務フローを一つのシステムに集約することで、従業員の作業負担が大きく減少します。
従業員の貴重な時間を守る
多くの中小企業では、依然として自社に合ったオリジナルシステムを導入せず、タスク管理の方法が非効率的です。エクセルや電卓を駆使して、見積書を作成し、手間をかけてFAXするという状況も珍しくありません。これでは、従業員は貴重な時間を浪費し、業務の生産性も低下します。『chef』を使うことで、こうした非効率な作業を排除し、時間とエネルギーを有効活用することができます。
歴史に裏打ちされた開発
小島ラベル印刷は、パソコンがオフコンと呼ばれていた約40年前から、オリジナルシステムの開発に取り組んできました。過去の経験から、面倒な計算業務は機械に任せるべきだという考えが根付いています。その結果、見積から請求までの流れを一貫して管理する、使いやすいシステムの設計が実現しました。ただ、前回のシステム開発では外販の計画もありましたが、物理的な制約や操作性に問題があったため、断念せざるを得ませんでした。しかし、新たな4代目システム『chef』は、この教訓を生かし、クラウド型のデータ保存を採用しました。
クラウド時代の到来
『chef』は、インターネットを介してアクセスできるため、どこからでも業務が行える利便性を実現しました。WindowsやMac、さらにはスマートフォンからも操作可能で、UI(ユーザインターフェース)も直感的に設計されています。これにより、初めて操作を行う人でも簡単に扱うことができます。
ダッシュボードと業務の流れ
ダッシュボードでは、月別の売上データを前年と比較しながら視覚的に確認できます。見積計算においては、製造業特有の複雑な要素(材料費や加工費など)をシンプルに入力し、的確な金額を即座に算出します。ここから、受注、売上、送り状、請求書の発行まで一連の流れがシームレスに行えるのです。たとえば、見積書の作成は、入力から送信まで約2分で完了することができます。
他業界への応用可能性
『chef』は印刷業界専用のシステムとして開発されましたが、多業種への応用が可能です。必要に応じて項目や計算式を変更することで、他の業界でも使える仕様となっています。これにより、さまざまな企業での運用が期待されています。
未来への展望
現在、試運転を行いながら細かい調整を進めている『chef』は、来年の春には外販を開始予定です。このシステム名には、「どんな業務でも料理しちゃいますよ」との思いが込められています。従業員がクリエイティブな時間を持ち、プライベートを充実させるための助けになることを目指しています。
この新システム『chef』が、製造業の未来をより明るくすることが期待されています。是非、多くの企業に取り入れていただきたいです。
企業情報
株式会社小島ラベル印刷
公式サイト