テンダとニーズウェルの協業開始
2023年、株式会社テンダと株式会社ニーズウェルは、ソフトウェアテストの分野において新たな協業をスタートさせることを発表しました。この提携は、両社のビジネス拡大を見据えたもので、技術革新を通じて業界の発展を促すものです。
協業の背景と目的
現代のIT業界は急速に進化しており、高品質かつ信頼性の高いシステムやソフトウェアの提供が求められています。そうした環境においては、ソフトウェアの品質保証がますます重要な役割を果たしています。予算が限られている中で、コストを抑えつつテストの品質や効率を上げるためには、第三者によるソフトウェアの検証やテストサービスが注目されています。
株式会社テンダが展開する「Dojo®」は、自動的に操作記録をキャプチャし、誰でも同じ品質の手順書や証跡を作成できるツールです。これにより、従来の煩雑なマニュアル作成作業が大幅に効率化されます。
一方で、株式会社ニーズウェルは、ISTQBやIVEC認証を受け、高い信頼性を誇るソフトウェアテストサービスを提供。それぞれの強みを活かし、この協業によりテストの準備や実行、不具合の確認作業の効率化を図ります。
効率化の実現
この協業により期待される利点は主に以下の三つです。
1.
品質向上
手動でただテストを行うだけで、自動的にエビデンスを取得し、ドキュメント化が可能となります。これにより、テスト結果の信頼性が高まり、品質が向上します。
2.
コスト削減
操作手順やトレーニング資料の作成が簡単になるため、プロジェクトの立ち上げや終了を迅速に行えるようになります。これにより、工数が大幅に削減されます。
3.
生産性向上
画面付きの操作履歴を利用することで、問題発生時における手順の再現が容易になり、問題特定が迅速に行えるようになります。
今後の展開
今後、両社はニーズウェルのソフトウェアテストグループに対し、「Dojo」のデモを行い、その効果を具体的に検証する予定です。その結果をもとに、さらに新たなテストソリューションの開発に取り組んでいきます。また、テストプロセスに限らず、教育や運用支援などの領域への展開も視野に入れています。
将来的には、両社の強みを融合させた新たなビジネスモデルの構築を目指し、顧客に対するより高いサービス力を提供していく方針です。そして、このシナジーを通じて、両社の成長や収益性の向上に向けた取り組みを続けていく所存です。
会社概要
株式会社テンダ
- - 本社所在地: 東京都渋谷区
- - 代表者: 薗部 晃
- - 設立: 1995年6月
- - 事業内容: DXソリューション、Techwiseコンサルティング、ゲームコンテンツ
- - URL: テンダ公式サイト
株式会社ニーズウェル
- - 本社所在地: 東京都千代田区
- - 代表者: 松岡 元
- - 設立: 1986年10月
- - 事業内容: ソフトウェア開発、運用、保守
- - URL: ニーズウェル公式サイト
この協業により、両社が市場に新たな価値を提供できることを期待しています。
詳細はニーズウェルのソフトウェアテストサービスを、Dojoの情報はこちらをご覧ください。