DTSのAML対策導入
2021-06-18 14:00:05

三菱UFJモルガン・スタンレー証券がDTSの最新AML対策システムを導入

三菱UFJモルガン・スタンレー証券がAML対策システムを採用



日本の金融市場において、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が初めて株式会社DTSのマネーロンダリング対策システム「AMLion」を導入することを決定しました。このシステムは、金融機関としての社会的責任を果たし、国内外のステークホルダーの期待に応えるための重要なステップとなります。

1. 背景と導入の理由



三菱UFJモルガン・スタンレー証券は既にAML/CFT対策に取り組んでおり、取引モニタリングやIPモニタリングを行っています。しかし、近年の金融犯罪の増加や国際的なFATF審査の厳格化に伴い、さらなる対策の強化が求められています。これを受けて、同社は国際基準に準拠しつつ、個別の要求にも柔軟に対応できるAMLionの採用を決定しました。

2. AMLionの特性と導入効果



AMLionは、疑わしい取引を瞬時に検知するための柔軟なシナリオ作成機能を持っています。具体的には、IPアドレス内の情報を基にして不審なアクセスを特定し、膨大な取引を効果的に監視します。また、高速データ処理によるアラート検知のシミュレーションも行えるため、シナリオの有効性を事前に検証できます。

この特徴により、AML部門は精度の高いシナリオを設定し、業務負担を軽減しながらもリスクへの対応が可能になります。こうして、セキュリティの強化と効率化が図られます。

3. AMLionの機能と将来の展望



AMLionは取引モニタリング機能、ウォッチリストスクリーニング機能、取引フィルタリング機能、顧客デューデリジェンス機能といった、AML/CFTシステムに必要な主要機能を一つの製品に集約しています。既存のシステムとの連携も可能で、必要な機能を選択して導入する柔軟性があります。

このシステムは、規制の動向や顧客のニーズに応じた先進機能を短期間で追加することができるため、今後の金融犯罪対策に大いに役立つと期待されます。さらに、AIを利用した独自の機能や、外部サービスとの連携機能も備えており、常に進化する脅威に対しても柔軟に対応できます。

4. 企業の紹介と今後の展望



三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループの中核となる総合証券会社であり、米国のモルガン・スタンレーとの協業によりグローバルな金融サービスを提供しています。著名な金融機関として、その信頼性と質の高いサービスが評価されています。

一方、DTSグループは情報システムの構築から運用まで幅広く手掛けており、顧客に付加価値を提供しています。そのノウハウを活かし、AMLionの導入を通じて三菱UFJモルガン・スタンレー証券に貢献することを目指しています。

今後、AMLionの効果がどのように表れるのか、金融業界からの期待が高まる中で、その動向が注目されます。今後の新たな進展に目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社DTS
住所
東京都中央区八丁堀2-23-1エンパイヤビル(受付8階)
電話番号
03-3948-5488

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