Chilli Beans.新EP『the outside wind』の誕生秘話
人気ロックバンドChilli Beans.が、6月25日にリリースした新作EP『the outside wind』が話題になっています。総再生数が2億回を超える彼女たちの楽曲は、特にZ世代に圧倒的な支持を受けており、今回はその新作に関連する特別企画「新譜の“ウラガワ”」を通じて、メンバー自らが制作の背景を語ります。
幼少期の夢が形になる
Chilli Beans.は2019年に結成され、現在はMoto(Vo.)、Maika(Ba./Vo.)、Lily(Gt./Vo.)からなるスリーピースバンドです。音楽塾で出会った彼女たちは、初めての共作となる「lemonade」が後に代表曲として話題を呼び、SNSで拡散されることで一気に注目を集めました。この曲が彼女たちの活動の起点となり、以降も様々な楽曲をリリースし、成長を続けています。
新EP『the outside wind』の魅力
新EP『the outside wind』は、自己と向き合う過程や内面的な成熟をテーマにしています。感情の機微を丁寧にすくい取った歌詞と、音としての心地よさが融合されています。今回は特別企画として、メンバーが各楽曲を解説しました。全4曲に込められた思いを、彼女たちの言葉を通して感じ取ってみてください。
1. just try it
この曲の誕生秘話は、音を基にした元々のイメージから始まりました。Moto曰く、「落ちていく天使のようなイメージ」。彼女は、自分を飛べない羽を持つ天使に例えています。
音作りの点で、Lilyは「リバーブがどこまでもシュンと行くような印象」と語り、Maikaは「ベースラインが一瞬で浮かんだ」とも言います。また、聴きどころとしては、軽やかさを感じてもらいたいとのことです。
2. tragedy
この曲は、CMソングとしての依頼から生まれました。Lilyは、夢に向かう学生の苦しさや希望を反映させたと語っています。音作りには新しい歪みを使い、その変化が聴きどころとなっているとMaikaは語ります。
3. pain
この曲は、自分の痛みから生じる怒りを表現したものです。Motoは「その怒りをぶつけているような曲」と説明。音作りの過程で新しい挑戦をし、自分の気持ちを乗せた演奏が大切だとLilyは語ります。
4. pineapple
「夏を感じ楽しみたい」というシンプルなテーマから始まるこの曲。Maikaは「本当にピュアな気持ち」とし、自由に楽しく制作したと語ります。サウンド面ではファンク要素が刺激的で、聴きどころとしてはその楽しさが強調されています。
まとめ
Chilli Beans.は自らの音楽的成長を続けながら、新たなEPを通して多様な表現を試みました。メンバーたちの想いが詰まった音楽を、ぜひ耳にしてみてください。また、彼女たちはこれからさまざまなイベントやライブに登場予定。自分たちの音楽とともに、ファンと直接触れ合う機会を楽しみにしています。楽曲を聴いて、その感情を共有し合うことができるでしょう。
彼女たちの新たな挑戦と、音楽の背後にあるストーリーが届ける感動を、是非体験してみてください。