性暴力被害を未然に防ぐための取り組み
株式会社SISTERSは、4月が「若年層の性暴力被害予防月間」であることを受け、特に若い世代の性暴力被害を防止するための啓発活動を行っています。これに関連して、2023年5月27日午後1時から自治体職員を対象にしたオンラインセミナーを実施することが決まりました。
若年層の性暴力の現状
内閣府男女共同参画局の調査によれば、日本では約4人に1人の若者が何らかの性暴力被害を経験したと返信しています。また、被害にあった方のほとんどは、周囲に相談することができずにいる現状も明らかになりました。この事実は、性暴力が他人事ではなく、どこにでも潜む危険であることを示しています。
さらに、性暴力を経験した方がそのできごとを正しく認識するまでに、平均7年を要するというデータもあります。具体的には、13歳の時に性的な被害を受けた場合、20歳になってからその認識を持つことが多いとされています。これは教育現場や社会における性暴力についての認識が不足しているための結果であると考えられます。
予防教育の重要性
SISTERSは、このような現状を踏まえ、教育機関や自治体と協力し、性暴力の予防授業を展開しています。授業では、参加者の98%が性暴力についての理解が深まったと回答するなど、非常に高い効果が確認されています。この授業は、映像やワークショップを用いて興味を引く内容となっており、SNSの事例も交えて現代の性被害の実情について扱います。
5月27日のオンラインセミナーについて
5月27日(月)に開催されるセミナーでは、若年層の性暴力の実態や予防策についての解説が行われます。参加する自治体職員は、実際の事例や自治体での取り組みを学ぶことができる貴重な機会です。
セミナーの詳細
- - 日時: 5月27日(月)13:00〜14:30
- - 開催方法: Zoomによるオンライン配信
- - 費用: 無料
- - 定員: 先着30名
このセミナーは、教育委員会や子ども関係の部署で働く職員にとって、重要な情報を得る良い機会です。セミナー申込みは、以下のURLから可能です。
オンラインセミナー申し込みフォーム
SISTERSの理念とミッション
SISTERSの代表、鈴木彩衣音氏は、自らの性暴力被害を乗り越えた経験を基に、「性暴力の被害を安心して相談できる社会」を目指して活動を始めました。性暴力に関する正しい認識を広めることはもちろん、被害者だけでなく、加害者にならないための教育も重視しています。
企業情報
株式会社SISTERSは、2023年7月に設立され、東京都新宿区市谷田町に本社を置いています。若年層の性暴力問題に取り組むだけでなく、広くジェンダー教育を通じて、差別や偏見の解消に努めています。
株式会社SISTERSについて詳しくはこちら
SISTERSは、ジェンダーギャップの是正を目指し、若年層への教育と啓発を通じて社会問題に立ち向かっています。今後も彼らの活動を注目していきましょう。