2025年卒の就職状況
2024-12-13 16:54:43

2025年卒業予定者の就職状況とその不安要素について

2025年卒業予定者の就職状況とその不安要素について



2025年卒業予定の大学生を対象に、株式会社リクルートが運営する「就職みらい研究所」が行った調査により、就職内定率や学生の不安要素についての詳細が明らかになりました。本調査は、2024年12月1日時点での内定状況を把握することを目的とし、大学生および大学院生を対象に実施されました。

■ 2025年卒業予定者の現状
調査によると、2024年12月1日現在の大学生の就職内定率は96.6%に達し、前年同時期と比較して1.5ポイントの上昇を見せています。進路確定率も94.0%と、就職活動が終盤に差し掛かっていることがわかります。これらの数値は、学生にとっての就職活動が順調に進んでいることを示しています。

■ 就職先決定の決め手
内定先が決まった学生に対する調査では、どのような要素が就職先決定に影響を与えたかが尋ねられました。その結果、最も重要だとされる選択要因は、「自らの成長が期待できること」、「希望する地域での勤務」、そして「福利厚生の充実」であることが明らかになりました。学生が自らの将来を考え、安心して働く環境を求める姿勢が見えます。

■ 学生の不安とその要因
しかしながら、内定先が決まったにも関わらず、39.1%の学生が「不安がある」と回答しています。具体的には、以下のような不安要素が挙げられています。
1. 社会人としての生活の違和感:多くの学生が、3月までの自由な生活から急に社会人になることへの不安を感じています。「週5で働けるか心配」や「仕事にうまく切り替えができるだろうか」といった声が寄せられました。
2. 配属先の不透明性:また、「配属先がまだわからない」との理由から、仕事内容や勤務地に対する心構えができないことへの不安も見受けられます。「具体的な配属の流れが不明」といった声もあり、今後のスケジュールが不確かであることが学生にとって大きなストレスとなっていることが読み取れます。

■ 企業に求められるコミュニケーション
調査結果から、内定者への適切なコミュニケーションがいかに重要かが浮き彫りになりました。企業側が今後のスケジュールをしっかりと学生に伝え、彼らの不安を取り除く努力が求められます。内定者の入社までの期間は約4カ月。この期間を利用して、企業と学生との間の信頼関係を築くことが、円滑な入社へとつながるでしょう。

このように、2025年卒の学生たちが直面する就職の現状と不安要素について、多角的に分析した結果を報告しました。実際の調査詳細やデータについては、こちらのリンクからご覧いただけます。


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会社情報

会社名
株式会社リクルート
住所
東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー
電話番号

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