新世代型道の駅
2022-06-01 20:15:06
新型道の駅「旅の駅 kawaguchiko base」が富士河口湖にオープン!
富士河口湖の新たな観光拠点、「旅の駅 kawaguchiko base」の誕生
新型コロナウイルスの影響で観光業が停滞する中、山梨県の富士河口湖エリアは新たな観光の拠点として「旅の駅 kawaguchiko base」を開業しました。この施設は地域社会と環境に優しいSDGsを理念に掲げる新世代型の道の駅です。
背景と地域の魅力
富士河口湖町は、コロナ前の2019年には日本有数のインバウンド観光地でした。外国人観光客は年間69万人を超え、550軒に及ぶ宿泊施設が当町を支えていました。しかし、2022年にはコロナ禍の影響で観光客数が30%以下にまで落ち込み、厳しい現実に直面しています。そんな中、都心から90分のアクセスもあり、「マイクロツーリズム」として利用者が再び増加傾向にあることから、今後の観光業の回復に大きな期待が寄せられています。
「旅の駅 kawaguchiko base」のコンセプト
この新設された「旅の駅」は、観光客だけでなく地域住民も楽しむことができる多様な場を提供します。3つの「Base」を基にしたコンセプトを持ち、地域コミュニティの創出、挑戦する人を応援、地域の魅力を紡ぐことを目指しています。
Base1:地域コミュニティを創出
都心からのアクセスの良さを生かし、多様な旅行者や地域住民が集う場所として機能します。ここでは新しい出会いや交流が生まれ、地域課題に取り組むコミュニティが育成されることを期待しています。
Base2:地域の挑戦を支える
この施設では地域の生産者が参加し、地元食材を使った商品や料理の販売を行います。地元の挑戦者をサポートし、新しいビジネスチャンスを広げる拠点として機能します。
Base3:地域の魅力を発掘
様々なイベントやワークショップを通じて、地域の魅力を再発見し、育んでいく取り組みを進めます。地元の伝統や文化の発信基地としても活動します。
施設の特徴
旅の駅 kawaguchiko baseは、約4,000坪の敷地に展開され、ストア、レストラン、イベントスペースの3つの主要な機能を併せ持っています。
あさま市場
ストア部分では、地域の新鮮な地産食材から選りすぐりの商品を取り揃えたマルシェを展開。実績ある生産者による商品が並び、訪れる人々に本物の美味しさを提供します。特に地産ワインのテイスティングが可能なコーナーも設置され、地元のワイン文化を楽しむ機会が盛り込まれています。
テラスキッチン
開放的なレストラン「テラスキッチン」では、地域の味を活かした創作料理や食イベントが楽しめる空間が用意されています。朝食サービスの提供も考慮されており、観光客が快適に過ごせる環境作りに寄与します。
イベントスペース
屋内外に設けられたイベントスペースでは、地方の魅力を発信する様々なイベントが開催されます。ワークショップやマーケットを通じて、地域と旅行者が繋がる場を提供し、交流の促進が図られています。
今後の展望
今後、この「旅の駅」は、隣接地に新たなワイナリーやレストランを開業し、河口湖エリアの中心地としての機能を強化していく予定です。地域の豊かな自然や伝統を活かしながら、新しい観光体験の場を提供していくことが期待されます。
郷土料理や地元の特産品を楽しむこの「旅の駅」は、観光客と地域住民が共に歩む持続可能な未来を見据えています。訪れた人々がここで特別な「出会い」を感じられることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社大伴リゾート
- 住所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1772-3
- 電話番号
-
0555-76-8090