妊婦支援の20年
2025-04-03 08:23:41

愛知県の妊婦支援特化型団体が20年の軌跡を迎える

愛知県名古屋市の妊婦支援団体が20周年を迎える



妊娠に関する悩む女性の支援を行う一般社団法人ライフ・ホープ・ネットワーク(LHN)は、2025年3月31日に創立20周年を迎えました。この取り組みは、様々な社会的背景を持つ妊婦さんたちが直面する問題に対して、先駆的な解決策を提供してきました。その活動は、「施設」ではなく「おうち」での妊婦さんとの共同生活という新しい形をとっています。

シンシア・ルブルの思いつきが始まり



LHNの創立者であるシンシア・ルブル氏は、アメリカから宣教師として来日後に、日本における妊婦支援の不足を目の当たりにしました。困っている妊婦さんのために自らの家を住まいとして提供するという思いつきから始まり、多くの賛同者と協力者を得ることで、2005年に名古屋市にLHNを設立しました。

家族のような支え



LHNでは、妊婦さんへの住まいの提供を「ホームステイ」と呼び、彼女たちが普通の家庭生活の中で支援を受けることができます。一緒に食事をし、生活を共にしながら、病院や役所に連れて行くなど、妊婦さんの日常を全面的にサポートします。実際に、この20年間で90名の妊婦さんたちがLHNで一時的な生活経験を重ねました。

また、妊婦相談窓口も設けており、土日や年末年始を含む毎日、朝10時から夜8時まで相談を受け付けています。この相談窓口では、妊娠をどうすればよいのか迷っている女性たちの思いを聞き、適切なサポートを提供しています。必要に応じて医療機関との連携なども行っています。

妊婦支援の先駆者



活動を始めた当初は、妊婦支援団体は珍しく、彼女たちが行う居住支援も理解を得るのが難しいことが多くありました。しかし、苦労の末、信頼を築き上げ、現在ではLHNに来る多くの妊婦さんが他機関からの紹介であることが増加しました。

社会の変化と新たな課題



創立から20年が経ち、社会的な状況も大きく変わりました。妊娠SOSという相談窓口が全国的に設置されるなど、妊婦さんたちへの支援が広がりつつあります。しかし、LHNが果たすべき役割も変わり、新たな課題に対しても積極的に取り組んでいく必要があります。

LHNの20周年を記念する特別号のニュースレターでは、これまでの歩みやこれからのビジョンについて詳しく紹介されています。支援の重要性を再認識させてくれる団体として、今後の活動に注目が集まります。


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会社情報

会社名
一般社団法人ライフ・ホープ・ネットワーク
住所
愛知県名古屋市中川区石場町2-23-2
電話番号
052-363-3393

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