アニメやマンガで地方創生！新たな経済波及の好循環プラン

コンテンツと地方創生の好循環プラン

内閣府は、アニメやマンガなどのコンテンツを活用し、地域の観光振興や産業創出を目指す「コンテンツと地方創生の好循環プラン」を発表しました。この計画により、各地方が有望なクリエイターを育成し、地域に根差したコンテンツを創造することで、経済活性化を図ることを目的としています。

地域資源の最大限活用

このプランでは、地域にある特有の食文化や観光資源とコンテンツを組み合わせ、地域の新たな魅力を引き出す取り組みを推進します。例えば、アニメやマンガの舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」を促進し、それによる観光客の誘致や地域経済への波及効果を狙います。

知的財産推進計画2025

知的財産戦略本部が策定した「知的財産推進計画2025」に基づき、本プランは2033年までに約200のコンテンツ地方創生拠点を選定することを目標としています。この拠点では、宿泊や観光の魅力向上を図り、官民連携による地域一体となった取り組みを進めていく予定です。

各地域の取り組み

このプランでは、以下の3つの類型に分けて地域の取り組みを支援します。

1. コンテンツ観光振興型
食や文化とコンテンツの魅力を組み合わせ、観光を通じて地域の価値向上を目指します。

2. コンテンツ産業振興型
地域のクリエイター育成や関連企業の集積を通じて、コンテンツ産業全体の振興を図ります。

3. 複合型
上記2つの要素を持ち合わせ、観光振興と産業振興の双方を行います。

応募について

この2025年度の「コンテンツ地方創生拠点」の公募は、2025年10月21日から2025年12月16日まで実施されます。応募する地域は、様々な地域資源とコンテンツを組み合わせた新たな取り組みを提案することが求められます。具体的には、アニメツーリズムやロケーションツーリズムなどが対象となります。

また、応募者は市区町村、都道府県、DMO（観光地域づくり組織）や観光協会などの地域振興に関わる団体、企業などが該当し、複数の団体による共同応募も可能です。選定は、有識者からの報告がもとになり、2025年度内に行われます。