ぐるなびが東根市と協定締結!地域活性化に向けた新たな取り組み
2025年3月19日、株式会社ぐるなびと山形県東根市は「地域活性化起業人制度による派遣に関する協定」を締結し、2025年4月1日から一名の派遣を行うことになりました。この取り組みは、総務省の「地域活性化起業人制度」を活用して行われ、東北地方への派遣はぐるなびにとって初めての試みとなります。
協定締結式と派遣の目的
協定締結式は2025年3月26日(水)午後2時に東根市役所で行われる予定で、地域協力に向けて関係者が集結します。派遣される社員は、東根市の食文化やその魅力を分析し、観光コンテンツの制作に取り組みます。具体的には、生産者や飲食店、地域事業者と連携して新たな魅力を創出し、情報発信を行い、観光振興に寄与することを目指しています。
また、ぐるなびの持つビジネスノウハウを活用し、地域経済の活性化にも注力します。「食でつなぐ。人を満たす。」というミッションのもと、厨房と観光業界の両方で地域の価値向上を図ります。
地域活性化起業人制度の概要
この協定に基づく主な取り組み内容は以下の通りです:
1. 地域の食の魅力や課題の分析。
2. 地域産品の販売支援。
3. 生産者や飲食店との連携促進。
4. ふるさと納税返礼品の開発。
5. 食を通じた交流人口の拡大。
6. 情報発信の強化。
派遣期間は2025年4月1日から最長3年間です。この制度を通じて、地域に新たな風を吹き込むことが期待されています。
東根市の魅力と特長
東根市は山形県内陸部に位置し、交通インフラが整った地域です。さくらんぼの生産量は全国一を誇り、最高品質の「東根さくらんぼ」として地理的表示保護制度に認定されています。さらに、「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」なども開催され、多くの来訪者を集めています。
地域の魅力を生かすため、東根市では食及び観光の資源活用を進めており、住みやすい環境や子育て支援などにも力を入れています。現在の人口は約47,622人で、世帯数は約18,875世帯。地域活性化にはこのような基盤を活かすことが鍵となるでしょう。
担当者プロフィールのご紹介
今回、派遣されるのはぐるなびの村岡祐弥氏で、奈良県香芝市出身。他の地域での経験を活かし、地域食の活性化に取り組む熱意を持った若手のプロフェッショナルです。彼は地域活性化のフィールドでの経験が豊かで、観光と食をテーマにしたプロジェクトに従事しています。将来的にはECを通じて地域事業者の自走化支援や新たな産品の開発へとつなげる意欲を示しています。
彼の趣味としてはフットサル、ゴルフ、喫茶店巡り、ドラマ鑑賞があるため、地域の文化にも柔軟に溶け込むことでしょう。
ぐるなびの企業背景
株式会社ぐるなびは1996年に設立され、飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営してから外食文化の定着に寄与してきました。そのオフィシャルサイトでは多様な飲食店情報が提供され、地域経済の下支えとして大きな役割を果たしています。今後もぐるなびは地域活性化の推進に力を入れていく姿勢で、全国各地の自治体と連携を深めていくとしています。
このように、ぐるなびと東根市の提携は地域活性化に向けた重要なステップであり、食と観光による新たな魅力の創出に大きな期待が寄せられています。地域の特性を活かしながら、今後の発展に目が離せません。