アグネス・チャン初の絵本「親子で読む絵本」シリーズが登場
アグネス・チャンが、ついに自身初の絵本となる「アグネス・チャン親子で読む絵本」シリーズを刊行しました。身体と心の両方で子育てに寄り添う本作は、親子の絆を深めるための貴重なメッセージが込められた絵本です。このシリーズは、株式会社潮出版社によって日本全国の書店やネット書店で販売され、初の第1弾として「ママはあなたをあいしている、うそをつかなくっていいのよ」と「ともだちをたすけるのは、いちばんしあわせなこと!」の2冊が2022年3月5日頃にリリースされました。さらに、第2弾として「みんなちがうから、すばらしい」と「すべてたいせつ、ちきゅうをまもろう」が5月5日頃に発売される予定です。
本書の誕生背景
この絵本の創作は、コロナ禍の中、香港に住む母親を訪れる際の14日間の待機期間に始まりました。アグネス・チャンは、子どもの頃に愛していた水彩画を再び描くことを決意し、そこから絵本のアイデアが生まれました。彼女自身が感じた孤独や不安、そして親子のつながりの重要性に対する深い理解が、今作に反映されています。
絵本の内容と特徴
「ママはあなたをあいしている、うそをつかなくっていいのよ」では、親が子に伝えたい“うそをつかなくていい”というメッセージを、楽しいイラストとともに伝えています。一方「ともだちをたすけるのは、いちばんしあわせなこと!」では、仲間を助けることの喜びをテーマにしています。各巻末には、親が子供とさらなる対話を促すための問いかけの例が記載されており、アグネスはこれを「対話の時間」と呼び、絵本読みにおける双方向性の大切さを強調しています。
親子の対話を大切に
アグネスは、絵本の読み聞かせはただ親が一方的に読むものではなく、子ども自身の意見や感情を引き出すための貴重な機会であると考えています。そのため、彼女が提唱する「親子で読む絵本」は、親と子供が共に成長できる「対話を通じての学び」を実現します。
幸福の土台を教えてくれる
このシリーズは、子どもたちに大切なことを教えるだけではなく、大人にとっても幸福の土台とは何かを問いかけてくれます。読み聞かせを行うことで、親子の絆が深まり、互いに学びあう関係が築かれるのです。アグネス・チャンが長年大切にしてきた読み聞かせの理念が、まさにこの絵本の形で実を結びました。
著者のプロフィール
アグネス・チャンは1955年に香港で生まれ、1972年に日本で歌手デビュー。上智大学を経て、カナダのトロント大学で社会児童心理学を学び、さらに米国スタンフォード大学で教育博士号を取得。日本ユニセフ協会の大使としても活躍している彼女は、文化人、教育者として、さまざまな分野で影響力を持っています。2018年には旭日小授章を受章するなど、その業績は日本のみならず国際的にも評価されています。
書誌情報
- - 書名: 「ママはあなたをあいしている、うそをつかなくっていいのよ」
- - ISBN: 978-4-267-02331-6
- - 判型: A4変形(226mm×216mm)
- - ページ数: 32
- - 本体価格: 1400円
- - 書名: 「ともだちをたすけるのは、いちばんしあわせなこと!」
- - ISBN: 978-4-267-02332-3
- - 判型: A4変形(226mm×216mm)
- - ページ数: 32
- - 本体価格: 1400円
この絵本シリーズは、子育ての新たな一歩として、多くの親と子供たちに響くことでしょう。