食品技術功労賞
2022-11-14 13:00:01
第52回食品産業技術功労賞が発表、優れた40商品の栄誉
食品業界の頂点を目指す技術が集結
「第52回食品産業技術功労賞」の表彰式が開催され、40件の優れた商品や技術が選ばれました。この賞は、1971年に創設され、日本の食品産業の発展に貢献した企業や個人を顕彰するものであり、今年で52回目を迎えました。
多様な部門からの受賞
受賞商品は6つの部門に分かれており、「商品・技術部門」では15件、「資材・機器・システム部門」から6件、「マーケティング部門」から10件、「環境・CSR部門」から2件、「国際部門」から2件、そして「地域創生部門」から5件が選出されました。これらの受賞は、単なる商品開発にとどまらず、各企業がどのようにして国内外の市場や社会の課題に応えようとしているかを示しています。
注目を集めた商品
中でも特に注目を集めたのは、あづま食品の「国産大きなひきわり」です。この商品は、一般的なひきわり大豆よりも大きな豆を使用し、食べやすさと旨味を両立させています。また、キーコーヒーの「カフェインレス深いコクのブレンド」も大人気で、在宅勤務の増加に伴いカフェイン過剰摂取を気にする消費者に支持されました。
健康志向が高まる中、キリンビバレッジの「キリンiMUSE」など、機能性表示食品の重要性も増しています。
スーパーマーケット・トレードショー2023での展示
受賞商品は、2023年2月15日から17日に幕張メッセで開催される「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023」で展示される予定です。この展示会は、食品業界の最新トレンドや技術を一堂に見ることができる貴重な機会です。特に受賞商品を間近で体験できることから、業界関係者はもちろん、一般の来場者にとっても期待が高まります。
環境・社会貢献が求められる時代
受賞企業の中には、環境問題への取り組みや地域創生に尽力する企業も多く存在します。ニップンが行う食品副産物の機能性素材の生産は、廃棄物を出さない取り組みを目指しています。また、セコマは「Secoma」ブランドで北海道の原料を使用し、地元の産業振興に貢献しています。
今後の展望
このように、食品産業技術功労賞は、ただ商品を評価するのではなく、業界全体の発展や社会的な課題へのアプローチを評価する重要な場です。新型コロナウイルスの影響が未だ続く中で、各企業がどのように革新を続けていくのか、今後も目が離せません。受賞企業のさらなる活躍に期待し、食品業界全体の進化を見守っていきましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社食品産業新聞社
- 住所
- 東京都台東区東上野2-1-11サンフィールドビル8階
- 電話番号
-
03-6231-6091