戸田義久氏が語るAFI留学と映像制作への情熱
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、次世代の映像業界を担うクリエイターたちの育成を目的としてアメリカ映画大学のAFI(American Film Institute)への留学支援を行っています。今回は、2023年秋にAFIのCinematographyコースに合格した撮影監督の戸田義久氏にお話を伺いました。
多様な経験が育んだキャリア
戸田氏はこれまでに長編映画、テレビドラマ、CM、ミュージックビデオ、さらにはドキュメンタリーなど、幅広いジャンルの映像を手掛けてきました。その活動の場は国内外を問わず、40カ国以上に及びます。特に印象的なのは、AFIを卒業した際にO-1 VISAを取得し、UTAとのエージェント契約を締結した点です。現在、戸田氏は東京とロサンゼルスを行き来しながら、東宝作品の撮影やアメリカ映画、また台湾・シンガポールの合同制作映画の準備に取り組んでいます。最近の作品には、Disney+ の『七夕の国』やNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、FUJI TVの『大豆田とわ子と三人の元夫』などがあります。
映画への情熱と道のり
戸田氏のキャリアの原点は、子ども時代の映画体験に遡ることができます。『ロボコップ』をはじめとする名画の数々をカセットテープで聴きながら、映画に対する深い興味を抱くようになりました。その後、撮影監督への道に進むきっかけは『呪怨』との出会い。この作品がもたらした衝撃は、彼自身を大きく変えるものであり、ドキュメンタリーを通じて培った観察力が、物語を発見する上での大きな武器となりました。
AFI留学のリアル
21年間のキャリアを経て、戸田氏はさらなる挑戦としてAFI留学を決意しました。留学中の生活は非常に厳しく、9時から21時まで続く授業に出席する日々が続きました。ここで学んだことの一つが、光の使い方です。映画制作において光は非常に重要な要素であり、ハリウッドの教育を経ることでその奥深さを実感しました。また、ハリウッドでの生活には、強い魅力が隠されており、その環境で自分自身をアップグレードしていく感覚が戸田氏を奮い立たせました。
未来への展望と後進へのメッセージ
AFIを卒業した戸田氏は、UTAとのエージェント契約を経て、次のステップへ進もうとしています。彼は、これからAFI留学を目指す後進たちに向けて、あきらめずに挑戦してほしいというメッセージを送りました。映像産業は変化の激しい業界です。その流れの中で、若いクリエイターたちが活躍できる場を広げ、世界に羽ばたく人材を育成することこそが、VIPOの使命です。戸田氏の挑戦は、きっと他のクリエイターにとっても大きな刺激となるでしょう。
まとめ
戸田義久氏のAFI留学の経験は、映像業界でのキャリアを築く上での貴重な資産となっています。彼の言葉には、情熱や挑戦の大切さが詰まっており、これからの映像産業を担う未来のクリエイターたちにとっての道しるべとなることでしょう。VIPOは今後も、映像を愛する若者たちの挑戦を支え続けます。