フィレンツェを楽しむ
2025-01-24 10:42:47

新国立劇場の魅力再発見!フィレンツェの悲劇とジャンニ・スキッキ

新国立劇場で楽しむ珠玉のオペラ



新国立劇場は、東京都渋谷区に位置する日本唯一の国立劇場であり、オペラ、バレエ、そして演劇など、さまざまな現代舞台芸術が楽しめる場所です。今回は、2025年2月に予定されている注目の公演『フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ』をご紹介します。このダブルビルは、20世紀初頭の秀作オペラを贅沢に楽しむことができる特別な機会です。

フィレンツェの魅力



本公演の特徴は、夢幻の世界に誘うフィレンツェを舞台とするオペラのカップリングです。『フィレンツェの悲劇』では、夫婦と妻の愛人間の倒錯的な人間ドラマが描かれています。この作品は、作曲家ツェムリンスキーの代表作であり、デカダンス文学の巨匠オスカー・ワイルドの戯曲を基にしています。豊潤な音楽が特徴で、特に官能的な二重唱や前奏曲が観客を魅了します。

一方『ジャンニ・スキッキ』は、プッチーニの手によって、富豪の遺産相続にまつわる騒動と若いカップルの恋愛模様を軽快に描いた名作です。特に、「O mio babbino caro」は、ソプラノの名曲として知られ、さまざまな場面で耳にすることが多いです。このオペラは、1幕に人間模様を凝縮した作品です。

豪華キャスト陣



本公演には、世界的に有名なバリトン歌手が登場します。『フィレンツェの悲劇』には、トーマス・ヨハネス・マイヤーが艶やかで深みのある声を披露します。さらに、強い声を持つテノールのデヴィッド・ポメロイ、そしてブリュンヒルデ役で活躍中のナンシー・ヴァイスバッハという贅沢なメンバーが勢ぞろいします。

その一方で『ジャンニ・スキッキ』のタイトルロールを務めるピエトロ・スパニョーリは、イタリアの人気バリトンです。さらに、ラウレッタ役には人気若手ソプラノ砂田愛梨、恋人役には村上公太というトップテノールが参加し、若いカップルの恋模様も見どころの一つです。

演出と音楽



公演の演出は粟國淳が手掛け、舞台設定やビジュアルにも工夫が施されています。『フィレンツェの悲劇』は、暗示的な重厚感を持つ舞台に、官能的で美しい音楽が盛り込まれ、心理劇が繰り広げられます。対する『ジャンニ・スキッキ』では、巨大な書斎机が舞台に配置され、登場人物がミニチュアのように描かれるコミカルな演出が施されています。

指揮には、日本屈指のオペラ指揮者である沼尻竜典が就任し、前回の公演でも絶賛されたその演奏が期待されます。

公演情報



  • - 公演日程: 2025年2月2日(日)14:00、4日(火)14:00、6日(木)18:30、8日(土)14:00
  • - 会場: 新国立劇場オペラパレス
  • - チケット料金: S席26,400円、A席22,000円、B席15,400円、C席9,900円、D席6,600円、Z席1,650円(当日のみ)

チケットは新国立劇場のウェブサイトやボックスオフィスで購入可能です。学生割引も用意されているため、ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく。

新国立劇場でのダブルビル『フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ』は、一般的なオペラコンサートとはひと味違った、深くて多彩な音楽と人間模様を楽しむことができる素晴らしい舞台です。夢のようなフィレンツェの世界に浸りながら、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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