中国の国民酒・白酒（バイジュウ）を体験できる特別セミナー開催

中国の国民酒・白酒（バイジュウ）セミナー

2025年7月5日（土）13時から、ウイスキースクール広尾で「中国の国民酒白酒（バイジュウ）の魅力を伝えるセミナー」が開催されます。本イベントでは、ウイスキー文化研究所の代表、土屋守が講師を務め、中国の白酒の奥深い世界を探ります。

ウイスキースクール広尾とは

ウイスキースクールは、2001年から続く、有名なウイスキーに関する教育プログラムを提供する校舎です。少人数制で、ウイスキーの製造プロセスやテイスティング技術など、さまざまな視点から学ぶことができます。このたび新たに81名を収容できる広さのセミナールームが開設され、より多くの愛好者にウイスキー文化を伝える場として展開されます。

セミナーの内容

白酒は固体発酵という独特の製造方法を持つ中国の伝統的なスピリッツです。通常、酒は液体で発酵されますが、白酒は材料を固体のまま発酵させるという、中国特有の製造技術を駆使しています。このセミナーでは、白酒の製造過程や歴史を学ぶことができ、特に土屋氏が白酒蒸留所の取材を通じて得た知識を基に、白酒の魅力を深く掘り下げていきます。

テイスティングする白酒の種類

参加者は、以下の3つのタイプの白酒を実際にテイスティングする機会があります。

- 醬香型白酒（ジャンシャン）：まろやかで濃厚な香りが特徴。
- 濃香型白酒（ノンシャン）：甘く、香り高く、贅沢な味わい。
- 清香型白酒（チンシャン）：さわやかな香りが特徴で、飲みやすさが魅力。

これらの代表的な白酒を通じて、参加者は自らの味覚でその違いを感じることができます。

講師の紹介

本セミナーの講師には、袁景龍（エンケイリュウ）氏が招かれています。彼は中国の内モンゴル出身で、交換留学を経て日本に来国しました。埼玉大学大学院で社会学を専攻し、日本の酒文化にも精通しています。2015年には「China Drinks」を設立し、中国のお酒を日本に紹介する活動を行い、現在では白酒を含む多様なアルコールの魅力を発信しています。