NTQがTIS株式会社との資本業務提携を発表、新たな成長の地平を拓く

NTQとTIS株式会社、資本業務提携の発表

2025年1月21日、NTQ（NTQジャパン）は、日本を代表する大手IT企業であるTIS株式会社との資本業務提携を2024年12月23日に締結したと発表しました。この関係により、両社はASEANおよび国際市場におけるITサービスの拡大を加速し、持続可能な成長を促進することを目指します。

提携の意義と展望

今回の提携は、NTQとTISにとってベトナムおよび日本で新しいビジネス機会を創出する黄金のチャンスです。両社は、共同でのビジネス展開や顧客の国際事業運営を支援するITサービスの提供に注力し、特にソフトウェアを中心にした高度なITサービスの共同開発を進めていく予定です。さらに、スタートアップへの投資を通じて顧客の価値を最大化し、持続的な成長を実現することを目指します。人的交流の促進や開発技術の共有も盛り込まれ、両社が持つ専門知識の相乗効果が期待されています。

日本で50年以上の実績を持つTISとの資本業務提携は、NTQにとって意味深い転機となります。この協業を通じて、NTQは最新技術へのアクセスを得て、国際的な競争力を高めると共に、より高水準なITサービスを提供していく体制を整えることができます。

CEOのビジョン

NTQのCEO、ファム・タイ・ソン氏は、この戦略的パートナーシップの意義について「この提携は、NTQとTISがIT及びデジタルトランスフォーメーションにおけるグローバルリーダーを目指すための重要なマイルストーンです。私たちの目標は、イノベーションや持続可能な成長を実現すること、そして2026年のIPOへの準備を進めることです」と語り、関係の重要性を強調しました。

グローバルな戦略と成長機会

NTQは、日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカ、香港など幅広い地域で事業を展開するグローバルITサービスプロバイダーとして、TISの国際戦略への貢献を果たすことが期待されています。NTQは、地域ネットワークや技術的専門知識、そして市場予測を利用することで、TISに対して大きな価値を提供することを計画しています。

TISの代表取締役社長、岡本安史氏も「このパートナーシップは、アジアの市場で再度注目されることを期待しており、特にASEAN地域でのビジネス拡大を目指しています。2026年度には連結売上高1,000億円を達成する所存です」と語り、両社の協力によるさらなる成長を見込んでいます。

未来に向けた共通ビジョン

NTQの「Beyond Global」戦略に基づき、NTQは主要企業との提携を増やし、顧客の国内外での成長を促進しています。2025年に突入し、NTQは2026年ビジョンの達成に向けた取り組みを加速させながら、IPOの発表やベトナムのトップ5 IT企業入り、従業員数3,000人への拡大を目指しています。これらの目標を実現するため、TISとのパートナーシップは極めて重要な役割を果たすことでしょう。

NTQについての背景

NTQジャパンは、2011年にテクノロジーへの情熱を持った5名によって設立されたグローバルITサービスプロバイダーです。現在までに歴史を刻み、全世界で1,300人以上の従業員を持つ成長企業となりました。ベトナムを本拠地にしつつ、日本、韓国、香港、EU、アメリカの各地域で事業を展開しています。

信頼されている20か国以上のクライアントに対し、常に革新を追求し、質の高いサービスを提供しています。また、TIS株式会社は50年以上の業界経験を背負い、さまざまな業種の3,000社を超えるビジネスパートナーを持ち、経営課題に真正面から取り組んでいます。

この新たな提携が、NTQとTISの両者にとって持続可能な成長につながることを期待しています。