新光商事とFTCの提携
2024-08-07 10:15:21

新光商事とFARADAY TECHNOLOGYの業務提携がもたらすASICビジネスの新たな展開

新光商事株式会社(東京都品川区)は、台湾のファブレスASICプロバイダーFARADAY TECHNOLOGY CORPORATION(以下、FTC)と販売代理店契約を締結しました。この提携により、両社は産業および車載分野におけるASICビジネスのさらなる拡大を図ることを目的としています。

FARADAY TECHNOLOGYについて


FARADAY TECHNOLOGYは1993年に設立され、UMC(聯華電子)の独立企業として活動してきました。本社は台湾の新竹市にあり、米国、日本、中国、インド、ベトナムなどにテクニカルサポート拠点を持ち、年間1億2千万個以上のASICチップと2万2千枚のシリコンウェハーを提供しています。その専門性により、顧客に対してカスタマイズされたIPサービスも展開しています。

共同の目標


両社が手を組む背景には、ASIC製品の技術革新と、各産業での高機能化が急務であることがあります。新光商事は、これまでの設計開発の豊富な経験を生かし、FTCの先進的なASIC製品と組み合わせることで、クライアントに低消費電力かつ高性能なシステムを提案していく方針です。また、2027年までにFTC製品の販売を150億円規模にまで拡大する目標を設定しています。

リーダーの意見


8月1日の会合において、FTCの取締役社長であるスティーブ・ワン氏は、日本企業がリードするOA(オフィスオートメーション)およびオートモーティブ(車載)分野でのASIC市場への進出強化が重要であると強調しました。彼は「日本のパートナーである新光商事との連携によって、大きな相乗効果が期待される」と述べています。

一方、新光商事の社長である小川達哉氏も「ASICの需要が高まる中で、FTCとの協業は顧客にとって大きなメリットになる」との見解を示しています。

取引先への影響


新光商事のパートナーシップにより、顧客には革新的で効率的な電子機器が提供されることになります。特に、車載機器や産業用機械においては、性能と省エネの両立が求められるため、この協議の結果は業界において注目されています。両社が協力することで、高度な技術を駆使したソリューションを提供し、競争優位性を確保することが期待されています。

企業情報


FARADAY TECHNOLOGY CORPORATIONの本社は台湾新竹科学園区にあります。設立以来、ASICおよびシリコンIPプロバイダーとしての地位を築き、世界中に多数の顧客を持つ企業です。一方、新光商事株式会社は1953年に設立され、集積回路や半導体素子など電子部品の販売を行っています。両社の提携は、今後も注目されることでしょう。


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会社情報

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新光商事
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