全国のペットにマイクロチップを普及するペッツファーストグループの挑戦

ペッツファーストグループは、全国79店舗を展開する大手ペットショップとして知られる企業です。その中でも特に注目されるのが、同社が手がけるマイクロチップの無償装着活動です。この取り組みは2010年から始まり、犬や猫の行方不明や殺処分の軽減を目的としています。

2011年9月までにこの活動は目覚ましい成果を収め、2,000頭の犬猫にマイクロチップを装着することに成功しました。このマイクロチップ技術は、ペットが失われた際にそのペットを迅速に特定し、飼い主へと返す手助けをしてくれます。ペッツファーストグループは、2006年4月より販売するすべての生体に対してマイクロチップを装着することを始め、業界の先駆けとしての役割を果たしています。

また、ペッツファーストグループは「老犬ホーム事業」や「里親サービス」の開始を通じて、捨てられる犬や猫の数を減らすための活動も行っています。飼い主がペットを手放さなければならない場合でも、終生にわたってケアする体制を整えています。これにより、ペット関連の問題に対する社会的な意識を高める努力を続けています。

さらに、2010年から無償装着活動を開始し、自社販売生体以外の犬猫にもマイクロチップを提供するイベントを開催しています。これにより、一般の方々へのマイクロチップの認知度を高め、実際の装着率の向上に繋げることを目指しています。これらの活動を通じて、これまでに累計8万頭以上のペットにマイクロチップを装着しており、これが日本全体で装着されているペットの約16％に当たります。

これからの展望として、ペッツファーストグループは、さらなる無償装着活動を拡大するため、1万頭への装着を目指しています。また、動物病院との提携を強化し、今後は300ヵ所以上の動物病院と連携を図る方針です。提携した動物病院に対してマイクロチップを無償で提供し、装着を行ってもらうことで、地域全体でのペットの安全を確保する取り組みを強化していきます。

今後の参加予定イベントとして、2011年10月1日（土）には東京・駒沢オリンピック公園で開催される「動物感謝デー」に、さらに10月9日（土）・10日（日）には西武ドームでの「スーパードッグカーニバル2011」にも出店予定です。これらのイベントでは、無償装着ブースを出店し、ペットの安全に向けた啓発活動を行います。ペッツファーストグループは、ペットの未来を守るため、今後も引き続き積極的な活動を展開していきます。