推し活の裏側に潜む借金問題！調査結果で明らかになった実態とは

推し活の借金問題！10人に1人が経験者

最近、推し活を楽しむ人たちが増えていますが、その一方で借金を抱える人も少なくありません。東京都新宿区にある弁護士法人・響が実施した調査によると、推し活を理由に借金をした人は全体の11.6%、つまり10人のうち1人に達することが明らかになりました。もちろん、全員が高額な借金を抱えているわけではなく、理由や状況は様々です。

調査の概要と結果

調査は2025年7月18日から25日まで行われ、全国の男女9,000人を対象としました。この中から298人が推し活を理由に借金をした経験があると答え、その割合は11.6%という結果に。具体的な借金の額について尋ねたところ、最も多かったのが「10万円未満」で28.3%、さらに76%が「50万円未満」の借金であることがわかりました。それでも約8.4%の人は「100万円以上」の借金を抱えており、推し活の世界には潜在的な危険が潜んでいることが確認されました。

どのように借金をしているのか

借金の手段としては「クレジットカードのショッピングリボ払い」が52.3%と最も多く、次いで「消費者金融」や「友人からの借金」などが続きました。また、イベント参加やグッズ購入といった具体的な借金動機も浮かび上がりました。

借金を抱えた理由

推し活で借金をしてしまった理由として最も多く挙げられたのが「イベントに参加したいから」で、38.3%の人がこの理由を選びました。これは、遠征費やチケット代が嵩んで借金をするケースが目立つことを反映しています。特に、イベントに複数回参加し、毎回グッズを購入することで、負担が重くなりがちです。

実際の体験談

調査の一環として集まった借金に関するエピソードも印象的です。例えば、東京都の40代女性は、「全国ツアーに追って走り回った結果、借金はボーナスでも返済できない金額に膨れ上がった」と語ります。このように、一見楽しそうな推し活が思わぬ負担となっていることが伺えます。

青森県に住む別の40代女性は、「推しのバンドの全国ツアーを全通したくなり、仕事を辞めることを選んだ」と振り返ります。これらの体験から、推し活における借金問題は個人のライフスタイルにも大きく影響を与えかねないものであることがわかります。

借金問題の解決法

記事では、借金を抱えた方々が実践した解決策についても言及しています。20.2%の人が「債務整理」を選んでおり、自己破産に至ってしまったケースもあるようです。さらに、借金が確認された場合の対処方法も詳しく解説しており、借金問題に悩む人々にとって有益な情報がまとめられています。

まとめ

今回の調査は、推し活に潜む借金問題を浮き彫りにしました。推し活を楽しむあまり、あらゆる手段でお金を借りている現実は多くのファンにとって深刻な問題です。借金の解消は簡単なものではありませんが、しっかりとした知識を持ち、適切な対処方法を知ることで、負担を軽減できる可能性があります。推し活を楽しむ皆さんには、自分自身のライフスタイルを見つめ直す機会となることを願います。

詳しい調査結果は、こちらの記事でご覧いただけます。