JAXA認定ベンチャー「天地人」がGoogleの支援を受ける
2023年、株式会社天地人(東京都中央区)は、宇宙関連事業を展開するJAXA認定のベンチャー企業として注目を集めている。特に、今回発表されたニュースは多くのメディアや関心を集めている。それは、天地人がGoogleのスタートアップ支援プログラム「Google for Startups Residency」に採択されたというものだ。このプログラムは、スタートアップ企業が成長するための支援を行うことを目的としており、特に東京の渋谷にあるGoogle for Startups Campus Tokyoを拠点として、様々なサポートが提供される。
Google for Startups Residencyとは?
「Google for Startups」は、起業家やスタートアップを支援することを目的として2011年に設立されたプロジェクトで、世界各地に存在するGoogle for Startups Campusの一部として運営されている。「Residency」プログラムは、特にアーリーステージからグロースステージにかけて、スタートアップ企業が専門的な支援やリソースにアクセスできるように設計されている。プログラム参加企業には、ワークスペースの提供に加えて、Googleの製品やサービス、さらにはネットワークを通じたメンターシップが用意されている。これにより、スタートアップ企業は新たな知識を得る機会や業界内での貴重なコネクションを形成することができる。
天地人の成長への期待
代表取締役の櫻庭康人氏は、今回の参加について「渋谷というスタートアップの中心地で、多様な仲間と出会い、共に学び合うことで、私たち自身も大きく成長していきたい」とコメントしている。また、すでに2023年にはCrewwとGoogle for Startupsが主催する「Global Sustainability Accelerator」にも参加しており、それが今回の新たな機会の発展に繋がったと捉えている。天地人は、Googleの社員や他の参加企業との交流を通じて、グローバルな視点でのネットワーキングや協業を加速させる意向だ。
地球環境への取り組み
天地人の主な事業は宇宙からのデータを利用した持続可能な地球環境の実現だ。特に、圧倒的な技術力を誇る彼らは、水道インフラの課題に取り組む「天地人コンパス 宇宙水道局」や、気候変動に対応するためのブランド米を作る「宇宙ビッグデータ米」といったサービスを展開している。これらのサービスを通じ、地球環境問題や地域課題の解決に取り組む姿勢を貫いている。2023年には30以上の自治体が同社のサービスを採用し、それに伴う技術の進化が早いことも特筆すべき点だ。
将来的なビジョン
2027年には自社衛星の打ち上げを視野に入れ、さらに地表面温度の観測を強化する計画「Thermo Earth of Love プロジェクト」を進行中である。天地人は独自のAIを活用し、分析した管路は地球の反対側をも網羅するほど。彼らの取り組みは、持続可能な開発と地球の社会問題への対応として、今後も注目を集めることだろう。これらの取り組みを通じて、天地人は安全で安心な社会の実現に貢献し続けていくことであろう。
会社情報
株式会社天地人は、東京都中央区に位置し、持続可能な地球環境を目指して活動している企業だ。公式サイトやSNSも公開されており、最新情報をチェックしやすくなっている。この新たな一歩としての「Google for Startups Residency」参加は、天地人にとってさらなる飛躍の機会となるだろう。