NTTファシリティーズが誇る「FMACS-Ⅵ」の進化
株式会社NTTファシリティーズ(以下、NTTファシリティーズ)は、環境性能に優れたICT装置用空調機「FMACS-Ⅵ」のラインナップを新たに拡充し、冷却機能が求められる通信機械室やデータセンターに向けたさらなるソリューションを提供することを発表しました。
この新しいシリーズは、環境への配慮とエネルギー効率を重視し、特に温室効果の低い冷媒R32を日本で初めて導入したことで注目されています。2023年12月から販売が開始されたFMACS-Ⅵは、年間消費電力量を20%削減することに成功し、これが評価されて2024年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)を受賞しており、今後の環境政策に対する期待が高まっています。
ラインナップの詳細
NTTファシリティーズは、「FMACS-Ⅵ」のラインナップを強化するために新たに中容量帯モデルの上吹きタイプ「FMACS-Ⅵ(M)」を2025年1月27日に発売予定です。このモデルは、主に室内から冷却された空気を上に向かって放出し、効率的に冷却を行う設計が施されています。特に、二重床のない通信機械室や電力室に最適な構造です。また、発熱量が多い通信機械室やデータセンター用に、定格冷房能力63kWを誇る大容量型「FMACS-Ⅵ(LL)」(仮称)も開発が進められており、こちらの販売開始は2026年度を予定しています。
環境への貢献
FMACS-Ⅵの導入によって、企業は環境への配慮を強化し、地球規模でのカーボンニュートラル実現に向けた一歩を踏み出すことが可能になります。これにより、NTTグループ全体としても2040年に向けたカーボンニュートラルの目標達成に寄与します。今後もリーダー的存在のNTTファシリティーズは、ICT装置用空調機をはじめとする多様なソリューションを通じて、脱炭素社会の実現にも貢献する意向です。
さらなる展望
今後は、小規模な通信機械室に適応した小容量タイプの新製品も予定されており、シリーズの拡大が期待されています。また、NTTファシリティーズは顧客のさまざまなニーズに応えるため、引き続き新しい技術と製品の開発に注力していくとのことです。経営企画部広報担当(
[email protected])へのお問い合わせも受け付けています。
このように、FMACS-Ⅵは単なる空調機に留まらず、環境配慮と企業の持続可能性の実現に寄与する重要な製品として位置づけられています。今後の展開にも期待が高まるところです。