天神祭で医誠会国際総合病院が救護活動を実施

天神祭における医誠会の救護活動

毎年7月24日と25日に大阪市で開催される「天神祭」は、日本三大祭りの一つとして多くの人々に親しまれています。この祭りには、毎年130万人以上の訪問者が集まり、陸渡御や船渡御、奉納花火などの伝統行事が行われます。しかし、大勢の人が集まることによる健康リスクもあるため、祭り期間中の救護体制が非常に重要です。医療法人医誠会は、地域のイベントを支援するため、天神祭において医療ボランティアを派遣しています。

救護活動の詳細

2025年7月25日、医誠会国際総合病院からは医師3名がボランティアとして参加し、医療救護所を3か所設置しました。船渡御本部、源八橋下流右岸、桜ノ宮橋下流左岸に配置されたこの救護所では、熱中症や脱水、裂傷など体調を崩した約30名の参加者が救護を受けました。医誠会の医師だけでなく、イベントナースや搬送スタッフも加わり、チーム体制で来場者の安全を確保することに努めました。

主な対応内容は以下の通りです：

- 熱中症による意識障害
- アルコール摂取による脱水症状
- 混雑による転倒や裂傷

これらの対応は地域に根ざした医療法人の貢献として、大きな意義があります。

地域社会とのつながり

医誠会は1979年に設立され、以来、大阪を中心に病院やクリニック、介護施設などを展開し、さまざまな社会貢献活動を行っています。天神祭での救護活動もその一環として毎年支援しており、医師たちは自身の専門知識を活かして祭りに参加する人々の健康を守っています。今後も地域のイベントでの救護活動に積極的に参加し、地域との絆を深めていく方針です。

救護所の運営や活動の質を向上させるため、医誠会は改善提案を行い、一層効果的な救護体制を目指します。

医療法人医誠会の全体像

運営されている医誠会国際総合病院は、46の診療科を持ち、1,971名の職員が在籍しています。この病院では、低侵襲治療や先進医療、医療DXの導入を進めており、2024年12月にはJCI認証の取得を目指しています。また、地域医療への貢献に重点を置きつつ、救急医療については24時間365日体制で運営しており、初期救急から2.5次救急患者まで幅広く対応しています。医誠会は、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、多様な患者を受け入れています。