大阪のイノベーションを加速する「RISING!6.0」プロジェクト
2024年度のスタートアップ支援プロジェクト「RISING!6.0」が、公益財団法人大阪産業局によって実施されることが発表されました。このプロジェクトは、大阪でのスタートアップエコシステムを強化し、将来的に大阪から全国へとロールモデルとなる企業を支援することを目的としています。
大阪のスタートアップ事情
最近の報告によると、2023年における大阪のスタートアップ企業の資金調達額が前年比23%増の237億円に達し、東京に次ぐ全国2位の地位を獲得しました。これは9年ぶりの快挙であり、大阪が再びスタートアップの拠点として注目される契機となっています。
しかし、この調達された資金を持続的な成長に結びつけることが、大阪のスタートアップ成功の「鍵」となります。そこで、「RISING!6.0」が発足するわけです。
支援対象企業と起業家
このたびのプロジェクトには、以下の7社が選ばれました。各企業は、各々の独自のビジネスモデルを持ち、成長の可能性を秘めています。
- - 株式会社JoBins(代表:徳永 勇治 氏)
- - 株式会社KOKYU(代表:堀 敦友 氏)
- - 株式会社With The World(代表:五十嵐 駿太 氏)
- - 楓工務店/アイニコグループ株式会社(代表:田尻 忠義 氏)
- - 株式会社カスタメディア(代表:宮﨑 耕史 氏)
- - コングラント株式会社(代表:佐藤 正隆 氏)
- - スパイスキューブ株式会社(代表:須貝 翼 氏)
プログラムの内容
支援プログラムには以下の内容が含まれます:
1.
ネットワーク構築支援
- テーマ別の勉強会を通じて、事業成長に必要な知識を習得。
- 上場企業の訪問を行い、成功の秘訣を学びます。
2.
メンタリング
- 成功した起業家による、専用の個別指導。
- 起業家の経験に基づいたアドバイスを受ける制度。
3.
コミュニティ形成支援
- 事業プレゼンを通じて、お互いのビジネスモデルの理解を深め、アイデアを共有。
- 経済団体との交流会を開催して、広範なネットワークを構築。
これらのプログラムは、参加企業同士の協力を促進すると共に、長期的な成長戦略をサポートします。
目標の設定
「RISING!6.0」プロジェクトの目標は、支援対象企業のうち3社以上が2024年度内に上場やM&A、大企業との連携、さらには国際進出等を果たすことです。さらに、支援終了後3年以内に売上を4倍、ユーザー数を4倍、雇用を2倍にするなどの目標達成を目指しています。
結び
大阪のスタートアップシーンが今後、どのように成長していくのか。多くの期待が寄せられる「RISING!6.0」プロジェクトの行方に注目が集まります。市民一人ひとりがこの成長に寄与できるような、サポートを広げていきたいですね。