中高生が共に学ぶ「福島、その先の環境へツアー」
2023年11月3日から4日にかけて、麗澤中学・高等学校のSDGs研究会「EARTH」が主催する特別企画「中高生による中高生のための『福島、その先の環境へツアー』」が開催されます。このツアーは、首都圏の中高生たちが集まり、環境問題に取り組む一環として、福島の現状を学ぶ機会を提供します。
ツアーの背景と目的
この企画は中高生による共同の学びを通じて、福島の豊かな自然と、震災の影響を受けた地域の現状を伝えるものです。2021年度からスタートした「GOALs」というプログラムの一環で、2022年度には「福島から考える持続可能な未来」というテーマで探究学習が行われました。今年度もそのテーマを引き継ぎつつ、震災の記憶を風化させないよう尽力しています。
2024年度には、環境省と連携しながら中高生が福島の現在を紹介し、持続可能な未来に向けたシナジーを生み出すことを目的としています。特に、水や土地、地域の生態系などの大切さを学ぶ重要な機会となります。
ツアーの特徴
このツアーの大きなポイントは以下の4つです:
1.
GOALsメンバーが企画:首都圏の中高生たちが実際に福島の浜通り地域を訪れ、意見を集めながらこのオリジナルツアーを企画しました。
2.
学びのパートナー:参加する中高生は24名のGOALsメンバーがナビゲートし、互いに学び合える環境を提供します。
3.
五感を通じた学び:綿花の収穫体験や福島で今活躍している方々との対話を通じ、福島の過去から現在、未来までを直接体感します。
4.
少人数での対話型学習:少人数での対話を重ね、頭だけではなく心で感じ考えさせるアプローチが強調されています。
ツアーの詳細
このツアーは次のような日程で行われます:
- - 事前オリエンテーション:2023年10月26日(土)に予定。
- - スタディーツアー:11月3日(日)から4日(月・祝)に福島県浜通り地域を訪問し、様々な見学や体験を行います。
- - 事後対話会:11月10日(日)に東京で開催。
ツアー日程の概要
11月3日(日)では、震災遺構の小学校見学や中間貯蔵施設、原子力災害伝承館を訪問し、福島の過去と現在を学びます。
11月4日(月・祝)には道の駅やコットンフィールドでの実体験を通して、持続可能な社会の構築に向けた意識を高めます。
まとめ
この重要な学びの機会を通じて、多くの中高生が福島の環境問題に目を向け、持続可能な未来を目指す意識を育むでしょう。麗澤中学・高等学校のSDGs研究会「EARTH」の取り組みは、地域との連携を強化し、教育と環境保護の重要性を発信する架け橋となることが期待されています。興味をお持ちの方は、ぜひ、取材へのお問い合わせをお待ちしております。