入谷の花屋が挑む!100円の朝顔販売企画
毎年7月に開催される「入谷朝顔まつり」は、地域の多くの人々に愛されている伝統行事です。しかし、昨年と今年はCOVID-19の影響により、残念ながらこのお祭りは中止となりました。この状況に対抗すべく、東京都台東区に位置する花屋「シトロンリーフ」は、入谷地区を盛り上げるために特別な取り組みを実施します。
100円朝顔販売の企画内容
シトロンリーフは、2021年7月6日から8日の3日間、毎日1鉢限定で朝顔を特別価格「100円」で販売すると発表しました。店頭には、朝顔の中に『100』と記されたロゴシールを施した鉢が混ざっています。これを手に入れるには、事前にTwitterでの合図を確認する必要があります。なお、販売はTwitterのフォロワー限定で行われ、無くなり次第その日の販売は終了となります。
この企画は、入谷の朝顔祭りを楽しみにしている人々を少しでも元気づける一助となることを目的としています。花屋の代表、澤慶太氏は「お祭りがなくても、地域に足を運んでもらいたい」と語ります。入谷にはオシャレなカフェやお店も多く存在するため、観光客が街を知るきっかけになることを願っています。
入谷朝顔まつりの魅力
入谷朝顔まつりは、七夕の時期に入谷鬼子母神の周辺で行われる伝統的なお祭りで、毎年約40万人が訪れる大イベントです。市内には約100店が並び、12万鉢もの朝顔がズラリと揃います。当日、周辺は歩行者天国となり、賑わいを見せます。このような大規模なイベントが2年連続で中止となることは、地域住民にとって大変悲しいことでした。
シトロンリーフの目指すもの
そんな中、シトロンリーフは「100円朝顔まつり」を発案しました。実際の宣伝活動だけでは多くの人に届けるのは難しいと考え、Twitterを活用した情報発信を行います。この特別な機会を通じて、入谷の風土や文化を少しでも知ってもらうために全力を尽くしています。
取り扱う朝顔の種類
今回販売される朝顔には、いくつかの種類があります。主なものは以下の通りです。
- - 4色入り朝顔(1650円): ごく一般的に見かける朝顔の種類。
- - 団十郎あさがお(2750円): 幻の朝顔として知られ、数量限定。
- - 吊るし朝顔「紅ちどり」(1320円): 美しいながらの吊るしスタイルの朝顔。
特に、4色入り朝顔は特別価格の100円販売の対象となります。参加者は、事前にショップのTwitterをフォローしておくことが必要です。
シトロンリーフについて
シトロンリーフは、2014年に設立された、下町のおしゃれな隠れ家的な花屋です。入口からわずか徒歩1分の距離にあり、周辺の観光名所にも近いため、訪れる価値は十分です。独自の花のアレンジやデザインを手掛け、地域貢献を目指しています。
所在地は、東京都台東区下谷2丁目10-10です。代表の澤氏は、以前に六本木ヒルズや銀座などでフラワーデザインの修行を積まれていました。また、シトロンリーフは他にも台東区で「花時計」、日本橋兜町で高級胡蝶蘭専門の「グリーンベル」を運営しています。
新型コロナウイルスの影響で色々と制約のある社会において、地域の文化や祭りを守るために立ち上がった花屋の取り組み。この夏は、ぜひ入谷に足を運んで、100円朝顔を手に入れ、地域の雰囲気を味わってください。