生物学者たちに迫る!生きものへの情熱と研究の物語
2025年8月26日に株式会社玄光社から刊行される新しい書籍『先生!なぜその生きものに惚れたんですか?』は、異色のインタビュー集です。生物学者10名が各自の研究対象について語り、その研究人生と彼らが惚れ込んだ生きものたちの魅力を明らかにしています。
この本では、ウォンバット、ナメクジ、カモノハシ、ナマコ、そしてカラスといった一風変わった生物たちについて深く掘り下げています。彼らの生態は一見奇妙でありながらも、どこか倦怠感を感じさせずに惹きつけられるものがあります。著者であるほとんど0円大学編集部が、どのようにして研究者たちの情熱に迫るのか、その道筋を知ることができるでしょう。
多くの著名な研究者が登場し、それぞれの思いを介して生きものとの出会いを語ります。ウォンバットの研究では、高野光太郎先生がその愉快な一面と共に、肉食獣との命のやり取りや生き残るための面白い生態を披露してくれます。特に印象的なのは、ウォンバットが肉食獣の頭を巣穴で挟みつけてしまうという驚くべき行動です。
また、後藤彩子先生によるキイロシリアゲアリの研究では、その交尾と長期的な産卵についての秘話が語られ、研究者が生物への愛着と葛藤を持ちながら進める研究の姿が描かれています。このように、それぞれの研究者の個性的なストーリーが詰まった本書は、単なる生物の解説書ではなく、生きものへの情熱が深く感じられる内容となっています。
発売前からSNSや書店員の間で反響を呼んでいる本書には、多くの感想が寄せられています。「生きものへの愛が強く感じられる」といった賞賛の声や、研究者の「生きものへの惚れこみ」が教えてくれる知的冒険に対する期待など、多くの関心が集まっています。生物学者たちの温かい言葉や独自の視点を通して、私たちもまた新たな学びに触れることができるのです。
著者たちのユニークな視点から、観察の喜びや思いがけない発見などが語られ、それによって生物の魅力や大切さを知ることができます。どの研究者も各々の個性的なバックグラウンドを持ち、それが生きものとの関係にどのように影響しているのかを探ることで、私たちは生きものとの新たな接点を探求することができるのです。
書籍は四六判で192ページのボリュームがあり、定価は本体1,800円+税。生きものの魅力に迫りたい方や、学ぶ楽しさを感じたい方にはぴったりの一冊です。生物学者たちの知恵と彼らの生きものへのひたむきな愛情が詰まった本書は、皆さんにとって貴重な読み物になることでしょう。