BOSSがアート・バーゼル・アワードを創設
HUGO BOSSが新たに設立した「アート・バーゼル・アワード」が、現代アートの分野での影響力を高める取り組みとして注目されています。このアワードは、従来の個々の個性を評価する賞とは異なり、広くアート活動や文化への貢献を表彰します。アート・バーゼルとの提携により、BOSSは未来のアーティストや文化的なリーダーの支援を強化することを目指しています。
アート・バーゼル・アワードの目的
このアワードは、単にアーティストを称賛するだけでなく、文化を支える組織や個人にも焦点を当てています。具体的には、革新性のある作品を生み出すアーティストとともに、キュレーターや美術館、文化機関、支援者なども評価の対象となります。アートを通じて社会や文化に貢献することが求められ、BOSSはその実現に向けて取り組む姿勢を新たにしています。
HUGO BOSSのコメント
HUGO BOSSのCEO、ダニエル・グリーダー氏は「私たちにとってアートはDNAの一部であり、30年以上にわたり支援を続けてきた。その活動を次のレベルに引き上げるのが、このアート・バーゼル・アワードである」と述べています。ファッションとアートの相互関係をさらに深め、グローバルな文化的対話を促進することがBOSSの目標です。
受賞カテゴリと審査プロセス
「アート・バーゼル・アワード」は、9つの主要なカテゴリーを設定し、その中の3つはアーティスト向けです。「エマージング(新進気鋭)」「エスタブリッシュド(確立された)」「アイコニック(象徴的な)」の各部門で異なる段階のアーティストを評価します。また、残りの6つはアート界を支える重要人物や組織に焦点を当てます。
審査は、アート・バーゼルのフェア&エキシビション・プラットフォームディレクターであるヴィンチェンツォ・デ・ベリスが審査員長を務め、国際的な専門家による委員会が参加します。36名の候補者が選ばれた後、独自の投票プロセスを経て12名のゴールドメダリストが特定されます。これにより、アート界の革新をリードする個人や団体が表彰されます。
特別な機会の提供
各カテゴリーの受賞者には、それぞれの専門分野に応じた新たな機会が付与されます。特にエマージング部門の受賞者には重要な国際展での展示機会が、エスタブリッシュド部門にはアート・バーゼルでの大規模な作品委託のチャンスが提供されます。アイコニック部門では、次世代アーティストを育成するメンタープログラムが用意されています。
アート・バーゼルの影響力
アート・バーゼルのCEO、ノア・ホロウィッツ氏は、「このアワードはアート・バーゼルのグローバルな影響力を新たに活用し、業界のリーダーシップへの揺るぎないコミットメントを示すものです」と語ります。アートと文化の未来に対するBOSSとの連携が、今後のアート界にどのような変革をもたらすのか、期待が高まります。
今後の注目点
36名のアート・バーゼル・メダリストは2025年5月に公表され、6月にはスイス・バーゼルのアート・バーゼル本展で祝賀イベントが実施される予定です。特別な授賞式において12名のゴールドメダリストが認定されることで、彼らの活動が広く知られることとなります。
BOSSとHUGO BOSSについて
BOSSは、スタイルと自己表現を追求する人々のためのブランドで、大胆なデザインを提供しています。ヘリテージテーラリングからカジュアルウェア、アクセサリーまで、多岐にわたる商品展開が特徴です。アート支援において希望の光を提供し、世界中で489以上の直営店舗を展開するBOSSは、アートと文化を深く結びつけ続けています。