ハリウッドに新たな風を吹き込むTOKYO EPICの挑戦
2025年10月4日、カリフォルニア州ハリウッドの象徴的なTCLチャイニーズ・シアターで開催された『GLOBAL STAGE HOLLYWOOD 2025』で、株式会社TOKYO EPICのCEO和田亮一氏とCOO井上勇人氏が登壇しました。同社は、日本発の次世代アニメ制作の可能性を示すために、特別セッション「—Hollywood Witnesses the Next Revolution: AI × ANIME.—」を主催しました。
このセッションには、元Warner Bros.副社長でありGLOBAL STAGE HOLLYWOODのエグゼクティブプロデューサーであるDouglas Montgomery氏や、デジタル文化の先駆者TPaul Miller氏が参加し、PocketANIMEによる革新的なアニメ制作手法について議論しました。
次世代アニメ『NINJA MASX』の発表
イベントでは、AIを活用したショートアニメ『NINJA MASX』のエピソードが世界初上映されました。作品のディレクターである井上氏は、AIを組み込んだ制作手法を解説し、会場には世界各国から集まった映画・アニメ関係者が多くの関心を寄せました。AIを導入した制作過程は、従来の方法とは比べ物にならないほどの速さで物語を生み出すことができ、注目されるべき点です。
TCLチャイニーズ・シアターは、映画史の中で特別な意味を持つ場所であり、ここで『NINJA MASX』が上映されたことは、日本から世界への新たなメッセージとして受け止められました。この瞬間、AIアニメが映画革命の新たなアイコンとなったのです。
セッションの内容とAIの役割
トークセッションでは「AI × ANIME:アニメ制作の高速化と次世代IPの設計図」と題し、PocketANIMEの革新的なアプローチについて紹介されました。特に、アニメ制作の迅速化や、AI時代におけるストーリーテラーの新しい役割が強調されました。TPaul Miller氏は、音声やカラーといった過去の技術革新と同様、AIの導入が映画制作における大きな転換点であると述べ、TOKYO EPICのビジョンに賛同を示しました。
Global Stage Hollywoodについて
Global Stage Hollywoodは、Douglas Montgomery氏によって設立された国際的な映画祭で、エンターテインメント業界の新たな才能を発掘し、世界各地からの革新的なアイデアを紹介することを目的としています。毎年開催されており、2025年のオープニングフォルムとして、映画『35年目のラブレター』が上映予定です。
TOKYO EPICとPocketANIMEの未来
株式会社TOKYO EPICは、「AI × 物語」をテーマにした次世代スタジオであり、主力プロジェクト『PocketANIME』を通じて、短編アニメも含むコンテンツを世界に発信しています。『Short Revolutions, Infinite Heroes』というスローガンのもと、AIを活用した新しい形の物語を創造し続ける彼らの取り組みは、アニメ業界全体に新たな風を吹き込みつつあります。
このように、TOKYO EPICの活動は、日本のアニメ文化を国際的な舞台で新たに位置付けるものとして、大きな意義を持っています。これからの彼らの展開から目が離せません!