自然の恵みが生んだ日本酒「山瑞」新シリーズ登場

新シリーズの登場、個性豊かな「山瑞」

長野県松本市で、自然農法を用いた酒米の栽培を手がける柳沢林業が、2025年5月30日から新たに「山瑞 SANZUI」を発売しました。この日本酒は、豊かな自然環境と地域の伝統を基に、その土地ならではのテロワールを最大限活かすことを目的として造られています。清らかな水を育む山は、いのちの源。そこで育まれた酒は、個性的で美味しい深い味わいが特徴です。

新たな個性を持つ3種類の「山瑞」

1. 純米酒山瑞 SANZUI ― 緑 ―

この酒は華やかな香りと力強い味わいが特徴の熟成酒で、自然の恵みを感じさせる飲みごたえがあります。特に日本酒の愛好者に試してほしい、豊潤な一杯です。

2. 純米酒山瑞 SANZUI ― 白 ―

上品でフルーティーな香りを持ち、米の自然な旨みが心地良く広がります。晴れた里山を思わせる清々しさで、まるで風のように身体に染み入る味わいです。

3. 純米大吟醸山瑞 SANZUI

優美で甘酸っぱい香りに包まれ、野に咲く花の蜜を思わせるフクミ香が楽しめるため、特別なひとときにぴったりです。包容力のある味わいは、飲む人に幸福感をもたらします。

山の恩恵と酒造りの背景

林業を営む柳沢林業は、酒づくりを通じて山と向き合い、その恩恵を最大限に受けています。信州松本の清流と豊かな森は、酒づくりに欠かせない清らかな水を供給してくれます。これにより、酒米は自然の循環に支えられた豊かな味わいを持つこととなります。

特に、周囲の山の保水力が美味しい水を育む要因となっており、多様な植物が共存する環境により、酒米の味わいも毎年変化します。農薬や肥料を使用しない自然農法で耕された田んぼは、生命が活力を持てる理想的な環境です。

人と馬、里山の共生

「山瑞 SANZUI」を生み出す敷地では、引退競走馬の「ヤマト」が在籍しています。馬はかつて、里山で重要な役割を果たしていました。現在、人口減少や高齢化が進む中で、これらの土地の遺産や生物多様性を保つために努力しています。馬耕を通じて、柔らかい土壌を作り出し、多様な生き物が生息できる環境を確保しています。

人と日本酒のつながり

日本酒は人をつなぐ力を持っており、古くから神事に使われてきた歴史もあります。柳沢林業の仕事には、地域の山に感謝を捧げるという文化があります。山と人とを繋ぐ「山瑞 SANZUI」を通じて、地域の生活と自然環境の調和を目指していきます。

「山瑞 SANZUI」は、私たちの愛する信州松本の山々から得られた恵みを凝縮した、心温まる一杯です。ぜひ、大切な人との時間に、「山瑞」を楽しんでみてください。