ゼロボードのGHG排出量報告システム構築
株式会社ゼロボード(以下、ゼロボード)は、インドネシア工業省(MOI)と連携し、温室効果ガス(GHG)の排出量報告システムの開発を進めることになりました。この取り組みは、インドネシアの産業分野における脱炭素化を加速することを目的としています。
協力の背景
近年、地球温暖化が進行する中、各国が温室効果ガスの削減に向けた対策を強化する必要に迫られています。特に、インドネシアは国際的な気候目標を達成するために、産業部門におけるGHG排出量の正確なデータ収集と報告が求められています。
ゼロボードは、サステナビリティ経営をサポートする企業として、情報の透明性と説明責任を高めるための先進的な報告システムの開発に注力しています。今回の協力は、インドネシアにおけるGHG報告の枠組みを強化する重要なステップとなります。
署名式の様子
このプロジェクトの正式な始動を祝うため、署名式が行われました。そこでは、ゼロボードの鈴木慎太郎氏とMOIの責任者が出席し、協力文書に署名しました。会場には、双方の関係者が集まり、今後の取り組みに期待を寄せる場面も見受けられました。
システムの設計と機能
ゼロボードは、これまでのGHG排出量管理の豊富な経験を生かし、産業界の様々なステークホルダーが利用しやすいデジタルプラットフォームの開発に取り組みます。このプラットフォームでは、
- - 企業が報告すべきデータの項目指定
- - 排出係数の参考方法の提供
- - 企業の報告対象分類の明確化
- - 国際的なベストプラクティスに則った開示フレームワークの適用
などが含まれ、企業は容易にデータを収集・報告できるようになります。
ゼロボードの実績と展望
ゼロボードは、すでに世界中で15,000社以上の企業に利用されています。2025年にはさらなる成長が見込まれる中、この新たな協力を通じてインドネシアの国別削減目標(NDC)達成を目指します。さらに、削減管理を行うエコシステムの構築も計画しています。
インドネシアの脱炭素社会に向けた取り組み
インドネシア工業省とゼロボードは、インドネシアのネットゼロ目標の実現に向けて、GHG報告フレームワークの高度化を進めていきます。また、地域における脱炭素化モデルの確立も重要な目標の一つです。
会社概要
ゼロボードは、東京都港区に本社を置く企業で、ESG関連データの管理・開示を支援するクラウドソリューションを提供しています。2021年に設立され、幅広い業界の企業にサービスを展開しています。日本国内外の脱炭素経営の最新動向について、本企業のウェビナーが毎月開催されているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
お問い合わせ
詳しい情報やサービスについては、ゼロボードの公式ウェブサイトをご覧ください。