AIオンデマンド交通「mobi」が岡山県早島町で社会実験開始！地域活性化への期待が高まる

岡山県早島町は、岡山市と倉敷市の間に位置する、人口密度が県内一のコンパクトな町です。多くの企業の流通拠点としても機能しており、近年は高齢化が進む一方で、交通手段の不足が課題となっています。

そんな早島町で、11月1日から12月28日までの期間、AIオンデマンド交通サービス「mobi」を活用した社会実験が実施されています。

「mobi」は、スマートフォンアプリや電話で簡単に呼び出すことができ、AIがお客様の予約状況や道路状況を考慮して最適なルートを計算し、目的地まで効率よく移動できるサービスです。町内全域を運行エリアとし、159ヶ所の乗降場所が設定されています。さらに、乗降場所は利用しやすいように追加・変更リクエストも可能です。

料金プランは、30日間乗り放題の「乗り放題プラン」と、1回乗車毎に料金が発生する「ワンタイムプラン」の2種類があります。高齢者や体の不自由な方の利用を促進するため、早島町が交付する福祉タクシーチケットも利用可能です。

本サービスは、高齢者の移動手段確保や観光客の利便性向上、渋滞緩和や環境負荷軽減など、多岐にわたる効果が期待されています。

地域住民や企業が連携し、地域活性化を目指す

「mobi」の社会実験は、早島町、有限会社早島タクシー、有限会社澤田交通、早島町観光協会、社会福祉法人早島町社会福祉協議会、晴れの国岡山農業協同組合早島町支店、玉島信用金庫早島支店、株式会社中国銀行早島支店、独立行政法人国立病院機構南岡山医療センター、岡山県総合展示場コンベックス岡山、つくぼ商工会、岡山県総合流通センター運営協議会、Community Mobility株式会社など、様々な主体が連携して進められています。

早島町では、この社会実験を通して得られたデータや意見を分析し、地域に最適な交通サービスの構築を目指しています。