JPX総研、Snowflakeで新たな金融データ配信を開始
日本の金融市場データのリーダー、株式会社JPX総研は、J-Quants ProデータセットをSnowflake合同会社のデータクラウドプラットフォームで配信することを発表しました。この新しいサービスは、2024年4月に正式にリリースされる予定で、市場参加者は日本金融市場の信頼できるデータを、より幅広いチャンネルを通じて取得できるようになります。
J-Quants Proの重要性
J-Quants Proは、金融機関向けに高品質なデータを包括的に提供するサービスであり、そのヒストリカルカバレッジは市場分析の精緻さを向上させるのに寄与します。JPX総研の今回の取り組みは、Snowflakeを選択することで進化が加速すると捉えられています。Snowflakeはデータ分析に優れた環境を提供し、より多くのユーザーがJ-Quants Proのデータを活用できるようになると期待されています。
提供されるデータセット
最近のリリースには、以下のデータが含まれています:
- - J-Quantsデータセット
- - 売買内訳データ
- - 投資部門別情報
- - 日々公表信用取引残高
- - 信用取引週末残高
- - 上場銘柄一覧
- - 財務情報/財務諸表(BS/PL)
- - 取引参加者別デリバティブ取引高及び建玉残高
- - ToSTNeT超大口約定情報
- - 株価四本値
- - 空売り残高報告
- - 立会外分売データ
- - 自己株式立会外買付取引データ(ToSTNeT-3)
従来のAPIやSFTPアクセスに加え、既存のJ-Quants Pro参加者は、追加料金なしでSnowflakeを通じてデータにアクセスできます。これにより、データの取得がさらに簡便になります。
JPXデータサービスの拡充
JPX総研は、今後も日本の金融市場データへのアクセスをより広範にするため、Snowflake上でのサービス内容を拡充する予定です。また、日本取引所グループが提供している200種類以上のデータの特性や活用方法を紹介するポータルサイト「JPxData Portal(ベータ版)」も活用できます。このサイトでは、Snowflakeプラットフォームで利用可能なデータを一覧化し、利用者が容易にアクセスできるようにしています。
ポータルサイトは、
こちらからアクセスできます。
今後の展望
JPX総研は、今後も市場参加者の便益を高めていくことに力を入れ、日本の金融市場データの新たな価値を創造していく方針です。Snowflakeを通じて提供されるデータセットは、投資家やアナリストが精緻な市場分析を行う手助けをします。
本件に関するお問い合わせは、株式会社JPX総研フロンティア戦略部(メール:
[email protected])までお気軽にご連絡ください。