アスエネUSAと住友商事、米国市場で提携
アスエネ株式会社の海外法人であるアスエネUSAが、住友商事の100%子会社Pacific Summit Energy LLC(以下、PSE)との間で、米国市場向けの顧客紹介や共同マーケティングに関する覚書(MoU)を締結しました。この提携により、両社は米国の脱炭素市場における事業拡大を目指します。
アスエネUSAのカントリーマネージャー、谷垣征一郎氏とPSEのマネージングディレクター、木川陽介氏がこの提携を推進しており、双方は環境に配慮した持続可能なビジネスの普及を目指します。
業務提携の背景
アスエネ株式会社は、CO2排出量の見える化、削減、報告を支援するクラウドサービス「ASUENE」を提供し、日本国内で1万社以上に導入されています。特に製造業に強固な顧客基盤を持つアスエネは、その実績を活かして海外展開を進めています。2023年11月に設立されたアスエネUSAは、米国市場向けに「ASUENE」を提供しています。
対する住友商事の子会社PSEは、トレーディングやマーケティング企業で、天然ガス、LNG、電力取引を手掛け、再生可能エネルギーの供給に力を注いでいます。今回の提携では、アスエネの強力な顧客基盤とPSEの環境商品の提案力を活かし、企業への脱炭素ソリューションを総合的に提供する狙いがあります。
提携内容の詳細
この業務提携に基づき、アスエネUSAは「ASUENE」を通じてCO2排出量の見える化や削減報告をサポート。PSEは、再エネ証書の供給を通して顧客のカーボンニュートラル達成を支援します。また、両社は共同でマーケティング活動を行い、展示会への出展やウェビナー会議、企業向けの教育プログラムを展開する予定です。この活動を通じて、米国市場での競争力を向上させ、両社のブランド価値の向上が期待されます。
将来への展望
アスエネにとって、今回の提携はグローバルにおけるビジネスチャンスを広げ、持続可能な社会への貢献を加速させる重要なステップとなります。アスエネは、複雑なCO2排出量算出を簡略化し、企業が持続可能な経営に向かう手助けをしています。今後も、本提携を通じてより多くの企業が環境に優しいビジネスを実践できるようサポートを続けていきます。
企業情報
Pacific Summit Energy LLC
Asuene USA Inc.
ASUENEについて
ASUENEは、CO2排出量の算出、可視化、削減を支援するクラウドサービスであり、温室効果ガスの情報開示に役立ちます。企業のスムーズな脱炭素化を後押しします。
アスエネ株式会社の概要
- - 設立:2019年10月
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門
- - 資本金: 75億2,700万円
- - 事業内容: CO2排出量見える化クラウドサービス「ASUENE」やESG評価サービスなど
- - ウェブサイト: https://corp.asuene.com/
この提携によって、アスエネUSAとPSEは米国の脱炭素市場で新たな地平を切り拓いていくことでしょう。